毎朝八時過ぎ、老妻と二人、新聞を読みながら、無駄話をしながら、朝食を摂っています。

 

 今日の話題は『毎日新聞」の「運動面」に載った見出し『中盤3人メッシ奉公』。相変わらずのW杯の記事ですが。

 

 「この『メッシ奉公』という言葉の意味がわかる?」と私。 

 老妻は当然ですが、「『自分を捨てて相手メッシに尽くす』という意味でしょう」と答えます。

 

 この記事の筆者は何歳ぐらいの人かな、今の若者にわかるかなとつぶやきながら、いつもテーブルに置いている電子版『広辞苑』第五版を開いてみました。

 

 「めっしほうこう」はなく、「めっし」で出てきました。

 

 めっし【滅私】私欲・私情を捨てること。個人の利害を考えないこと、「―奉公」    (『広辞苑』第5版より)

 

 「『滅私奉公』は、あの『大東亜戦争』中のスローガンだったな、それにしても、あの12月8日の式の寒かったこと」などと、いつものことながら、二人の話はとんでもない方に進むのですが。

 

 久しぶりに思い出したなつかしい言葉でした。

 

  『滅私奉公』