書籍紹介 アメリカの毒を食らう人たち | 予防接種の参考本:ティム オシアー著(科学的根拠のない予防接種。)

予防接種の参考本:ティム オシアー著(科学的根拠のない予防接種。)

邦題「予防接種の本当の意味ー大切な人を守るために」
この本で使用している参考資料は、政府機関、主流の医学誌といった
「ワクチン接種を薦めている側」の資料なので、「ワクチン反対派」が感情的にいった不確定な情報なのでは、という心配がありません。

http://okinawa-chiro.at.webry.info/200907/article_23.html  より転載

第5章 自閉症の急増 世界中で奪われる命
・予防接種が増やす自閉症 
 自閉症は、子供をその子だけの世界に閉じ込めてしまう。全米自閉症協会の説明によると、自閉症児には、たとえば次の様な特徴が見られる。「話し言葉の発 達が遅れたり欠如する、繰り返し行動が多い、対人関係が乏しいか全くない、親や兄弟との接触を避ける、特定の四肢がピクピク動く、頭を何かに打ち付ける、 手をヒラヒラさせえる、段ボール箱を食べたり、ある特定のものを目にするたびに壊したりするなどの不可解なこだわり行動、・・・・・・。男女比は4対1で 男児の方が多い」
 今、親や医師、研究者の間で、自閉症の増加と乳児が受ける定期予
 防接種の回数との間に直接的な関係がある事を指摘する声が多い。1990年代、子どもが接種を義務づけられる予防接種が、回数にして20回から40回近 くにまで増加した。これらワクチンの多くには、チメロサールという有機水銀を主成分とする添加物が含まれていた。チメロサールは毒性の高い危険な保存剤で あり、製薬会社にとっては、チメロサールを添加することで非常に低いコストでワクチンの汚染防止(雑菌の混入を防ぐ)と有効期限の長期化が可能になる。

 アメリカでは最近まで、自閉症に対する関心はあまり高くなかった。というのは、20年前は、子どもに自閉症が生じる割合はわずか1万人に1人だったからだ。それが今や、疾病対策センター(CDC)による概算では166人に1人の割合になっているのだ。
 数そのものも比率も衝撃的なデータである。特に急増している州ではなおさらだ。たとえば、ペ ンシルベニア州では、11年間で1600%に届きそうな増加率である。教育省の統計では、オハイオ州が1992年に報告した自閉症はわずか22例なのに対 し、2002年には5146例に増加している。イリノイ州では、同じ10年間に5例から6005例に増加している。その10年間、アメリカのほとんどの州 で、少なくとも500%は増加しているのだ。
 アメリカ中いたるところから、似たような親の話が聞こえてきた。「順調に社会性や言葉が発達していた子どもー男の子の場合が圧倒的に多いーが、突然、2 歳くらいから新しい言葉や能力を習得しなくなり、言語能力や認識力、社会性が次第に失われ、発達が退行していった。こういう症例は退行性自閉症と呼ばれて いる。この様な遅発型自閉症の話は、1950年代、60年代、70年代にはほとんど聞かれなかった。現在、遅発型自閉症は早発型を上回り、その比率は5対 1である」
 『ナイアガラフォールズ・リポーター』紙の記事を紹介しよう。問題への取り組みに着手しようにも、どの州でも特殊教育の教員が不足している。州が負担する18歳までの特殊教育費は、自閉症児1人につき約200万ドル・・・・・・。
 製薬会社が70年前に行った研究で、水銀を含む血清(ワクチン)は牛や犬に適合しなかったという結論が出ており、まさにそういう過ちから私たちを守るた めに、連邦政府機関ー疾病対策センター、食品医薬品局(FDA),国立衛生研究所(NIH)、全米科学アカデミー医学研究所(IOM)-に莫大な人的資源 と費用を投じてるにも関わらず、接種回数の増えた新しい定期予防接種で子どもが平均して取り込むチメロサールや水銀はどれくらい増えたのか、計算する時間 を割いた機関はなかった」
 アメリカの子供たちは、環境保護局(EPA)が定める暴露許容量の約120倍の水銀を取り込んでいたというのが純然たる事実であり、その間、医学専門誌は、親たちにチメロサールと自閉症の間には関連性がないと言い続けていた。
 ロバート・ケネディ・ジュニアが書いた記事「命がけの予 防接種」の中で指摘されているように、歴史が示す事実はその反対だ。チメロサールを使用した最初の製薬会社、イーライリリー社は、「動物でも人でも副作用 を起こし、死亡することさえあると初めから知っていた」のである。以下に、同記事の一部を抜粋する。

 1935年、別のワクチン・メーカー、ピットマン・ムーア社の研究陣は、イーライリリー社にこう警告した。ピットマン社の実験ではチメロサールを添加し たワクチンを接種した犬の半数が病気になり、本保存剤は「犬用ワクチンには不適切である」という結論を出すに至った。その後10年間、チメロサールに不利な証拠は増え続けた。第二次世界大戦中、国防総省は兵士に接種するワクチンにチメロサールが添加された製剤を採用するにあたって、イーライリリー社に「毒物」と表示するように要求した。
 1967年、『応用・環境微生物学』誌に、チメロサールを添加したワクチンを接種するとマウスが死亡するという研究結果が掲載された。4年後、イーライ リリー社は独自の研究で、チメロサールは1ppmという低い濃度でも「組織細胞に対して毒性がある」という結論を出した。1ppmといのは、標準的なワク チンに添加されているチメロサール濃度の100分の1の薄さである。それにもかかわらず、同社は、チメロサールを「非毒性物質」として積極的に使用を進 め、局所消毒薬にも採用した。1977年、トロントの病院で、保存剤としてチメロサールが添加された消毒薬を臍帯に塗った10人の新生児が死亡するという 事件があった。
 1982年、食品医薬品局は、チメロサールを含む市販薬の販売禁止を提案し、1991年には動物用ワクチンに対するチメロサール使用禁止を検討していた。し かし、何とも痛ましい事だが、同じ1991年に、疾病対策センターは、乳児にチメロサールを添加した有機水銀入りワクチンを接種する新しい定期予防接種を 勧告した。子供が生まれると生後24時間以内にB型肝炎ワクチンを接種し、生後2か月でインフルエンザ菌b型(Hib)ワクチンと三種混合(ジフテリア、 破傷風、百日咳)ワクチンを接種するのを標準としたのだ。

 これにはお金の問題が絡んでいた。チメロサールを使えば、数回分のワクチンを充填したパッケージで製造できるので、製薬会社にすれば、一回分ずつ充填するのに比べてコストを半減できる。そして、製造コストの削減こそが、製薬会社にとって人の健康より大切な課題であった。
 そ の実態はどうであったか。標準的な接種スケジュールでチメロサール添加ワクチンを接種した2か月児は、1日で政府が定める暴露上限の100~125倍以上 の水銀を体内に取り込んでいた。これだけの量の水銀を取り込んでも、はっきり分かる副作用が出ない子供もいたが、水銀に対する感受性の高い子供の場合は、 そうはいかなかった。自閉症になりやすい子供は、血中タンパク質と免疫系成分が健常児と比べて大きく異なっている。
 「理由は諸説あって、どれもまだ完全には解明されていないが、体に水銀を排出する能力が備わっていない子供がいる。実際、米国トキシコロジー(毒物学) 学会が発行する『国際トキシコロジー・ジャーナル』誌の2003年8月号に掲載された研究では、健常児は毛髪から自閉症児の8倍の水銀を排出するという結 果が出た。
 The Sancity of Human Blood(神聖なる血液)の著者、ティム・オシェア博士によれば、1980年代末以降、アメリカの子供は、「2歳までにワクチンだけで237マイクログラムの水銀を取り込んでいる」
 オ シェア博士は、カリフォルニア州サンノゼ在住の監察医で、執筆した論文が世界中で読まれるような人物だが、彼の説明を借りると、典型的な順序はこうなる。 まず出生当日に、B型肝炎の予防接種で、安全基準の30倍、12マイクログラムの水銀を取り込む。生後4か月で、DTPワクチンとHibワクチンを1日で 接種する。これで安全基準の60倍、50マイクログラムの水銀が体内へ。生後6か月で、B型肝炎の2回目とポリオを接種。これで安全基準の78倍、 62.5マイクログラムの水銀。1歳3か月で、安全基準の41倍、50マイクログラムの水銀が更に追加。このように1日で一気に大量の水銀を体内に入れる 事を「ボーラス投与」(大量瞬時投与)と呼ぶ。
 この問題を最後まで調べていくと、チメロサールの形で体内に入った水銀は、抵抗力の弱い乳幼児にとって魚から接種するより50倍も毒性が高いことが判明した。これにはいくつかの理由がある。
 「注 射で体内に入る水銀は、口から接種する水銀より一段と有害である。乳幼児は血液脳関門(訳注:脳細胞を守るために血液中の物質が脳細胞に移行するのを制御 する機構)が未完成であるため、水銀は脳細胞や神経に蓄積される。最後に補足すると、生後6か月以下の乳児は、水銀を排出するのに必要な胆汁を産生できな い」
 オシェア博士は、エイミー・ホームズ博士の言葉を引用している。「水銀の大半は、血液からは急速に消失する。チメロサール中の有機水銀は、消化管や肝 臓、脳に蓄積され、・・・・・・非常にしっかりとそれぞれの細胞と結合する。ひとたび細胞の中に入り込むと、あるいは、血液脳関門を通過すると、有機水銀 は再び無機水銀に変換される。・・・・・・そして、すぐに細胞を傷つけるか、何年か潜伏してから、自閉症、脳障害、消化器疾患を引き起こす」


そして、2004年にはチメロサールと自閉症の問題には片を付け、疾病対策センターは、また新たにチメロサール添加ワクチンのアメリカ市場への参入を許し、その危険にさらされる子供を増やす行為としか思えない決定をした。今度は、生後6~23か月の子供に毎年インフルエンザ・ワクチンを接種することを勧告したのだ。なお、チメロサールが「危険だという証拠はない」ため、親や医師に水銀不使用のインフルエンザ・ワクチンを選択するよう勧めるつもりはない事が捕捉されてた。
 2005年の時点では、食品医薬品局と疾病対策センターは、ワクチン・メーカーに対して、妊婦や子供、高齢者に接種するインフルエンザ・ワクチンに許容量いっぱいのチメロサール添加を許していた。
 権 威ある学術専門誌に850本近い論文を発表している現代の最も有名な生物学者の1人、ヒュー・ファンデンバーグ博士によると、危険にさらされるのは子供た ちだけではないという。国際医療真理協会(IMVA)のレポートに博士の見解が引用されている。「大人がチメロサールを含むインフルエンザ・ワクチンを何 回も繰り返し接種すると、1、2回の接種あるいは全く接種しない人に比べて、アルツハイマー病に罹る確率が10倍になる」
 その理由を問われて、ファンデンバーグ博士は、「水銀やアルミ二ウムが脳に少しずつ蓄積されていくと、最終的には認知機能障害を引き起こす」と説明した。


これはまだ予備的な情報であるが、チメロサールとアルツハイマー病の関係は、重大な意味を持つものとなりそうだ。今後の研究が待たれる。
 「入手可能な科学的証拠は、チメロサール含有ワクチンが有害だとは示していない」-これが、インフルエンザ
予防接種を決定した時の疾病対策センターの言い分であったが、疾病対策センターが言わなかったことがある。水銀不使用のインフルエンザ・ワクチンは、1回 分当り約4ドル製造コストが高く、チメロサール使用のワクチンに比べて量産がやや難しい。5万7000人の小児科医を会員に持つ米国小児科学会が、学会誌 『ピディアトリクス』で疾病対策センターを支持した理由はここにあった。

 米国小児科学会は、チメロサール論争において、一貫してワクチン・メーカーの立場を支持してきた。学会誌の発行にあたっては、大手製薬会社からかなりの資金援助を受けているという噂もある。
 チメロサールを使い続けている製薬会社は、上院多数党院 内総務を務めるビル・フリストにも資金援助をしてきた。フリストは、製薬業界から87万3000ドルの献金を受けており、脳障害を負った子供の親たちが起 こした4200件の訴訟で、ワクチン・メーカーの責任を不問にするために奔走した。


アメリカの毒を食らう人たち―自閉症、先天異常、乳癌がなぜ急増しているのか