湾岸戦争症候群 | 予防接種の参考本:ティム オシアー著(科学的根拠のない予防接種。)

予防接種の参考本:ティム オシアー著(科学的根拠のない予防接種。)

邦題「予防接種の本当の意味ー大切な人を守るために」
この本で使用している参考資料は、政府機関、主流の医学誌といった
「ワクチン接種を薦めている側」の資料なので、「ワクチン反対派」が感情的にいった不確定な情報なのでは、という心配がありません。

湾岸戦争症候群

皆さんの子供達に医者がどのワクチンを接種するべきか決めるのは、FDAという機関ですが、医者の診断の価値は、薬やワクチンを司るこの機関の倫 理観と同じくらいだと言えるでしょう。FDAがワクチンを認可する際に、どれくらいの責任感と倫理観をもって行なっているかは、次のU.S.上院議会報告 書に明確に示されています。(Rockefeller)[268]

湾岸戦争-別名「砂漠の嵐」は、1991年の1月、2月にかけて起こった。これに巻き込まれたアメリカ兵は696,000人になる。その全員が、 渡航前に数種のワクチン接種を受けた。

その後3年間において、この内の80,000人のアメリカ兵が、今までには自分の病歴にはなかった変性疾患や神経性疾患でVA病院にかかっていま す。こうした不可解な新種の病症の一連は、まとめて湾岸戦争症候群と呼ばれるようになりました。

始めのうち、政府は責任を否認しました。しかし患者数が増えるに従い、政府はこうした苦情に対し保障を出すことを決定しました。ただし、兵達は政 府を免責するという棄権証書にサインすることが条件、という弁護士なみのずる賢いやり方です。

責任を求める声が非常に多かったため、上院で取調べが行なわれることになりました。この取調べ委員会を仕切るのは、上院議員の西バージニア州の JD Rockfeller IVです。この委員会による発見は、1994年の第103回目の議会における、23ページの報告書にまとめられていま す。[268]報告書の内容には、目を見張るものがあります。

以下に挙げる情報は、上院の資料から直接引用したものです。

大部分の病気の原因であるワクチンは、3種類となる 。

臭化ピリドスチグミン -化学神経ガスから守ってくれるとされるが、証明はされていない化学薬品 

ボツリヌス中毒症ワクチン -敵がボツリヌス毒を兵器として使ってきた場合に備えた、未認可で、検査もされていない毒性物質
たんそ病ワクチン -動物の病気を予防するための、未認可ワクチン

上院の取調べは、徹底していました。彼らはなんと50年前までさかのぼって研究し、防衛局(DDC)が第2次世界大戦以前からずっと、軍隊兵に有 害な薬品を使って危険な実験を行なっていたことを発見しています。(4ページ目)DDCはマスタードガスや神経ガス、幻覚剤、放射能、そしてワクチンを、 それらが与える長期的な影響も知らず、何も知らない軍隊兵たちに強制していたのです。

通常、こうした実験兵たちの診療履歴は、「紛失」されます。後になって、兵達が自分が取らされた薬が何だったか調べようとしても、分からないよう にするためです。他には、診療ファイルにこうした注射をしたことを「未記入」にするという方法もよく取られていました。(18ページ目)つまり、「砂漠の 嵐」で起こった一連の出来事とは、今起こっている政治方針のたんなる延長に過ぎなかったというわけです。

たんそ病

たんそ病ワクチンを接種した兵の数は、150,000人になります。(p.13) このたんそ病ワクチンというのは、それまでには羊や家畜にしか与えないものでしたが、「人間へのテストデータは一切無い」にもかかわらず、私達の国の兵達 に接種されたのです!(p.13)それに、もし敵が本当にたんそ病を兵器として使ったとしても、煙霧状のものであったでしょう。注射したワクチンが、煙霧 状のたんそ病に対してまで免疫をつけてくれるなんて証拠は、どこにもありません。(Senete Report[268])p150,及びJournal of the American Medical Association, 6 Aug 97,p.402)この検査もされていない化学薬品、 1回分$4.70のたんそ病ワクチンが、軍隊の2千4百人全員にそれぞれ6回分接種されたことと、joint chiefの1りがたんそ病ワクチンの製薬会社の取締役であったこととは、何の関連もないでしょうか?

1999年3月、ABC Newsの発見した報道では、政府と密接な関係にあり、6000万ドル相当のたんそ病ワクチンを製造している製薬会社、 Bioport社が、Joint chiefの前任であるAdm. William Croweという人物によって創立され、ちなみに彼は株の13%を所有しているとのことでした。(Rosenberg)[269]

2001年にたんそ病の脅し警告が出回った際に(皆さんにお知らせのちらしが来たのを覚えているでしょうか?)、過去1世紀の間合衆国内で起きた たんそ病の発症件18件には、抗生物質が治療法として使われていたと示されていたことは、興味深い点です。ワクチンを使用したのは、軍隊だけです! [159]

兵器化したたんそ病とは、非常に精密な製品で、注意深く正確で高度な製造技術が必要です。ではなんで、このたんそ病兵器を、イラクが使う危険を恐 れなければならなかったのでしょう?我が国が、売りつけたからです!

(Gulflink.org, 28 June 88) なんと1988年まで、売りつけていたのです。お金さえあれば誰でも、バージニア州のマナサスにあるAmerican Type Culture Collection社から、この兵器を買い取ることが出来たのです。信じられないですか?ご自分でこの社に電話してお聞きになると良いでしょう。電話番 号は703-365-2700です。

テストもされていなければ認可もされていないのに、このたんそ病ワクチンは1988年から2004年10月までの間、1100万人の米軍兵に命令 で接種されていたのです。[40]何百人もの兵がワクチン接種を拒否して投獄されたり、免職されたりしました。[272]2004年10月に、たんそ病ワ クチンは再び法で禁止されました。それなのに2005年4月には、兵隊達は接種を「志願」すれば受けれることになったのです![40]

そして、2007年初めには、イラク駐在の米軍兵にたんそ病ワクチンの強制的な接種が再び開始されました。(Nass[37])

たんそ病ワクチンに関する、より複雑な歴史の詳細や経済的な圧力について知りたい方は、thedoctorwithin.comの Vaccines,Anthrax, and Warという章をご覧になってください。[317]

湾岸戦争症候群に関する、Rockfellerの1994年上院報告書は、主に次の点に注目しています。

情報を与えないで承諾させたという点

軍兵達には、全く情報が与えられなかったのです。軍兵にワクチンを接種させる際に、本当に問題なのは大抵この点です。軍兵の大部分には、それが何 のワクチンであるかも知らされずに、起こりえる副作用も伝えられず、ワクチンを接種するかしないかを決める権限も一切与えられなかったという証拠資料が山 ほどあります。[271]

こうした実験的な注射に対して、情報を与えずに受諾させたという行為は、大きな犯罪です。これは何十年も続いてきたジュネーブ議定書など、国際的 な薬学倫理に明らかに反する暴行です。また、1946年にナチスの戦犯行為を審査する際に作られたニュルンベルク コードという規定は、いかなる実験的、 「検査用」のワクチンや薬品であっても、接種対象者がその物質が何であるかを知り、その副作用も認知していて、自由意志で接種を承諾するという条件を満た さなければならないと定めています。[332]Rockfellerの報告書には、注射を拒んだ者への恐喝、脅しといった行為が多数記載されています。

Rpckfellerの取調べ報告書には、この「説明を受けた上で同意する」という点で、防衛局とFDAの間でかなり権力関係のもめごとがあった と記されています。防衛局はFDAに、「説明を受けた上での同意」という権利の免除を要求しました。つまり防衛局は、そう許可することでFDAに、国際的 な倫理規定から外れて、兵達に選択の権利があることを知らせずにワクチンを接種させてくれと頼んだのです。

防衛局はまた、FDAによるワクチンの認可まで、免除を求めました。これらのワクチンはまだFDAの認可をもらっていなかったのです。(p.7) 彼らの言い分はまったくいい加減なもので、時間が無いだとか、「戦争舞台」において兵士に情報シートを配るのは好ましくないとか、他に満足できる代わりの 治療法が無い、とかいうものでした。

FDAは、これに譲歩しました。検査テストをしていないワクチンの接種を許可し、接種対象者は書面に「同意する」と書く必要はなく、口で言えばよ いということにしたのです。FDAは又、妊娠中の女性は接種対象外にするように勧めました。

防衛局は、兵達にワクチンが何であるかを伝え、拒否する機会も与えることに同意しました。

ところが、Rockfellerの報告書には、後に質問を受けた兵達の74%もが、ワクチンの接種を受け入れるほかに選択余地はなかった、と答え ているのです。(p.9)そして、接種を受けたのは全員の兵です。副作用反応がでたからといって対応してもらったり、接種対象から外された人は、1人もい ません。その逆に、激しい副作用反応が出ても「さらにワクチンを追加接種させられた」(!)と多くの兵達が証言しています。

少なくとも、「我が国の軍兵の43%が、湾岸戦争中にワクチンによる副作用反応を経験した」とのことです。

上院報告書は、当時重要な任務を行わなければいけなかった我が国の軍隊に、証明もされていないワクチンを与えるという行為は、自国の安全を脅かす 行為に等しい、と告発しています。

ざっと簡単にまとめると、次の通りですが、本当はここで示しているよりも遥かに酷い状況です。しかし実際に軍隊にいたことのある人なら、この上院 報告書のデータから、実際の状況を想像することが出来るでしょう。

この章は、FDAがいかに政治的な圧力に影響されているか、その圧力の下では国際的な法で定められている基本人権を無視し、未検査のワクチンまで 許可してしまうかを皆さんに示すために付け加えました。この章は、「こんな話は、医者の専門だから私が読む必要はない」と言う親達のためのものです。皆さ んのお医者さん達が実際にどのワクチンを接種するべきかを決める政府機関がどんな仕組みになっているのか、これが生きた証拠と言えるものですから。

その後のアフガニスタンとイラク間の誤解問題の際には、多くのアメリカ兵は湾岸戦争症候群の一件から学んでいたため、ワクチンを信用する気になれ ず、接種を拒否しました。しかしそこでも同じことが起こりました。兵達は投獄され、階級を落とされ、脅され、罰金を取られ、免職されたのです。

ワクチンを拒否する兵達が余りにも増えたため、米軍は新しく軍規則#600を設定しました。その規則の5.4章のB2aとB2bには、こう記載さ れています。

「兵達は、予防注射を受けるか否かの選択権を持たないこととする...この任務に当たり、軍医は予防接種を受けさせるために必要なだけの力を使う べきとする。指令に従って働いている軍医が兵士の予防接種に対する拒否意思を克服するためには、必要な効力は如何なる手段のものでも提供されるものとす る...兵士達には、彼らの同意の有無に関わらず、予防注射を受けさせるということを忠告しておくべきである。 [355]

現在のイラク : 第2の湾岸戦争症候群

2001年にたんそ病ワクチンが再任されてからは、米軍兵は6回分の接種を強いられることになりました。検疫で隔離されていたワクチンの在庫が、 突然「認可」され、新しく検査テストなどは一切行なわれませんでした。そして思ったとおり、2002年10月には、製薬会社がこのたんそ病ワクチンを非軍 人-つまり、一般人全員にも接種するように推奨してきたのです。

2004年3月、合衆国政府は2つの製薬会社に、2千5百万人分になる75回分のたんそ病ワクチンを注文しました。この時の費用は全額1億ドルち かくにもなります。その理由とは:「バイオテロの攻撃」があったら即時に大都市にワクチン接種を実施できるようにとのことです。また、この魔法の一言が使 われました。

2003年のイラク「戦争」の準備として、2百万人以上の米軍兵が天然痘、たんそ病、そのた沢山のワクチン接種を受けました。彼らはワクチン市場 の犠牲捕虜になったのです。その結果、第二の湾岸戦争症候群が生まれ、最初に発生したケースとしては、2005年6月にたんそ病ワクチンによる負傷が 1200件も報告されています。[47]この事件もいつものようにもみ消されましたが、これだけは言っておきます:第二の湾岸戦争症候群は、最初のケース がちっぽけに見えるくらいに、非常に大規模で症状も酷いものだったのです。