先日子ども家庭庁から保育士の給与を公開せよ!との報道がありました。
この意図としては
運営が補助金等を搾取してるのでは?という事以外何もないのかなと思います。
そこで保育園の違いをお伝えしようかと思います。
保育園の運営には社会福祉法人と株式(有限)会社があります。
NPOもありますが・・・非営利団体なので割愛します。
それぞれ目的が違うのですが、今回の『お金』に関しての知識を出しましょう。
社会福祉法人と会社の大きな違いはまず法人税にあります。
法人税は売上(収入)に対して約14%の税率がかかります。
子どもの在園児数によっても違いますが、都内ではおよそ600~2000万程度の収入が毎月あります。
ここに14%ですので、上記の幅だけでみてみると64万~280万の支出があるんです。
この時点で30万の人件費とみると2~9人多く雇えるんですね。
他にも経費はかかるので目安ではありますが、同規模の社福と株式会社では職員数がこれだけ差があるはず。
私は会社運営になりますので、社福より雇用人数が多くなるはずはないんです。
また、人数が同数であってもお金に余裕があるのは目に見えてわかりますよね。
ですので、社会福祉法人であるにもかかわらず
人が足りないのであればそれはどこかにお金が必ず流れています。
それが保育なのか保育士の単価なのか、はたまた運営のポケットなのか
それはわかりません。
ただ今回の公開をもって、社会福祉法人運営の保育士が株式会社等の会社運営の保育士より低ければ
確実に法人のポケットに入っていっていることは間違いないでしょう。
これは絶対あります。私が知っているだけでも、年収数千万、移動は運転手付きorタクシー。
こんな理事がいる園を複数知っています。
保育士の給与を絶対的なものにするのであれば
私は保育士という職は公務員にするのが簡単で明快だと思いますがね・・・