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はむばね

今年の読書、今年のうちに。
忙しいと思いつつ頭の片隅に読まなきゃっていう強い気持ちがありました。
イラストを見るだけで、その欲求は強くなります。
で、大晦日になりました。

こっからが感想です。ネタバレが少しあるんで、これから読む方は気をつけてください。
ジャンルはラブコメです。
まず前半にやられました。
だってオタクでモテないネタがこれでもかって入れられてるわけですよ。
さながらよくできたコントを読んでいるような感覚です。
さらにオタクの思考が素晴らしく描けています。
でもそういうキャラはライトノベルなら見かけますよね?
オタクな高校生で、さらにヒーローに憧れている。
この普通とは違う考え方と行動が一人称で展開されていくわけです。
アホ(もちろんいい意味で)な展開が、常に顔をニヤニヤさせてくれます。
さらにヒロインの華さんにやられました。
イラストからは純粋そうなキャラクターを想像していたんですが、人を見た目で判断しちゃダメっていう、昨日僕が考えた名言がピッタリはまるようなキャラです(笑)
初恋でピュアな面はあるんですが、普通の純粋なキャラクターではなく、好きって自分から言うのに、主人公の陸が好きって言ったら、理解できない感じ。
赤面とかツボです。

ストーリーの展開とシンクロして、二人の心の距離が近づきそして離れる。
王道ながらもその描き方をしっかりやっているのはさすがです。
離れたけどなんだかんだがあってハッピーエンド。
それにしても華さんの「動」に対して、主人公の陸は「静」のような感じで二人のバランスもいいです。
良いところはたくさん浮かぶのに、ダメなところは浮かばない作品です。
もちろん僕の好みにあっているからなわけですが、それにしてもうまいなぁ~と思っちゃいます。

ラブコメ好きな方は読んでみてください。
普通とはちょっと違う切り口から描くラブコメです。

最後にはむばねさんイコール陸に思えたのは、僕の勘違いでしょうか?