食中毒にならないために

食べた後３０分くらいで症状が出たときは、食中毒を疑ってください。
同じものを同じときに食べても、食中毒になる人とならない人がいます。
腸の中にいる細菌がその差を作り出しています。
大きく分けると善玉菌と悪玉菌があります。
善玉菌はビフィズス菌や乳酸桿菌（にゅうさんかんきん）などです。
善玉菌は腸の中で免疫物質を作ったり、ビタミンを合成したり、殺菌したりと良いことをしています。
悪玉菌は大腸菌、プロテウス、カナ・バクテリウムなどです。
中毒を起こしたり、腸炎を起こしたり、発ガン物質を作ったりします。
なので腸の中に善玉菌が多い人は、同じものを食べても食中毒になりにくいのです。
食中毒を予防するには、生鮮食品や魚介類はすぐに冷蔵庫に入れる。
調理するときは手や指をよく洗ってしっかり加熱すること。
腸炎ビブリオやサルモネラは熱に弱いです。
善玉菌を増やすには食物繊維、海草やコンニャク、豆類、ヨーグルトや漬け物、納豆や梅干しのような発酵食品などを食べると善玉菌が増えてきます。
よく噛んで食べることで唾液の分泌が増え、唾液に含まれている殺菌作用で食中毒菌はかなり死にます。
日頃からお腹を温めると、腸の中には免疫細胞のリンパ球が体全体の７０パーセント存在しています。
お腹を温めると免疫細胞の働きが強くなります。
食中毒にならないように日頃から気をつけてください。