情熱物語 佐藤亜美菜のシンデレラストーリー | 佐藤亜美菜ちやんの魅力を伝える動画集

佐藤亜美菜ちやんの魅力を伝える動画集

AKB時代総選挙の際の亜美菜宣伝用として、動画や画像を片っ端から紹介していたブログです
↓230406以降
◆U149放送開始に伴い少し動きます。
◆見れなくなってた懐かしい動画は更新して短期間上に。その後全て時系列に

佐藤亜美菜のシンデレラストーリー
⇒ https://vimeo.com/144637674
※私のブログで最初に紹介した動画です。亜美菜ちやんアピール動画として重要だと思ってたんで強制的に復活。これ見てから再びin fact聴いて欲しい。
しばらく先頭に固定します。
※この動画の話以降、亜美菜ちやんがどういう道を歩んで声優になり、どういう経験をしていったかについて分かりやすく書いてくれてる文章があるんでリンク載せときます。
http://oriaso.seesaa.net/article/436182632.html
photo:02

photo:03

photo:04

photo:05

photo:06

photo:07

photo:08

photo:09

photo:10


亜美菜ちやん選抜漏れのショックから立ち直り、次回選抜総選挙に向けて動き出すエネルギーを与えてくれる動画!
実力に比例せずメデイア露出が少なかった亜美菜ちやんの動画をほじくり出して、その魅力に気づいてくれる人を増やしたい!
一緒に応援していきましょう!

以下、週刊プレイボーイからの転載の転載です。
AKB48 ブレイク・ヒストリー 第7回 涙の選抜総選挙

2009年7月8日、夜。
『AKB48選抜総選挙』の開票は続いていた。

(略)

残すところはベスト10のみ。
その発表を聞きながら会場の片隅でずっと下を向き、 涙をポロポロこぼしているメンバーがいた。

「続いて、第10位…」
会場は異様な熱気に包まれていた。
司会の戸賀崎智信の声が、そのメンバーの耳にはずっと遠くのほうで聞こえていた。
名前は佐藤亜美菜。

(略)

佐藤「自分がほかのコみたいに人気がないっていうのは…わかっていました。 握手会で私の前の列が途切れるとか、手紙の量がみんなに比べて少なかったから…。 でも、どんなに少なくても応援してくれるファンの方の声がうれしかったし、劇場でAKB48として歌うのが本当に楽しくて…。だから最初は気にしないようにしていたんです。 でも大声ダイヤモンドの頃から後輩の5期生が選抜に選ばれだして『もっとアピールしなくちゃ』って思うようになったんです。でも、私はほかのコみたいにテレビにも雑誌にもほとんど呼ばれてなかったから、何をしたらいいんだろう?って」

(略)

佐藤「まずはチームKさんの『最終ベルが鳴る』公演のDVDを借りてレッスン場を開けてもらってひとりでダンスを覚えたんです。 最初は一曲一曲ずつでした。劇場公演って、最初、メンバー全員でやる曲が 4曲続くんですけど、その後は自己紹介なんです。 だから4曲覚えれば自己紹介までステージに立ってられるんですよ。 それに中盤まで覚えれば中間にあるMCに参加できる。 そうやって、一曲ずつステージに立てる時間を増やしていったんです。 だからよく来てくださるお客さんは『亜美菜、ココまで覚えて来たんだな』 って分かるんですよ。『前回と同じか…』って思われたくなかったし、 なによりも1分でも多くステージに立っていたかったから必死に覚えたんです」

(略)

つまりチームA、K、B、研究生、GロッソというAKB48全ての劇場公演のダンスと歌を一人で覚え、そのすべての公演に出続けていたことになる。当然そんなメンバーは、約50人いる正規メンバーの中で佐藤亜美菜以外には誰もいなかった。

(略)

佐藤「あの日は私、Gロッソの公演でした。疲労がたまっていたのか、過呼吸になっちゃって…Gロッソの奥でスタッフさんに介抱されていたんです。」

全身を襲う息苦しさに耐えているとスタッフが足早にかけてきた。そしてプリントアウトされた速報の紙を「これ見て!」と興奮気味に渡す。そこには『15位、佐藤亜美菜』の文字。それまで一度も選抜に入ったことのなかった彼女の名前があった。

佐藤「もう、横になりながら放心状態でした。でも…込み上げてきましたね。『私がんばっているじゃん!』って。『AKB48にいるじゃん!』って。その後、同期の(倉持)明日香ちゃんからメールが来ていたのに気づいたんですよ。『私は14位だから亜美菜ちゃんが隣にいるよ!一緒に選抜入ろうね!』って。 そのメールを見て実感がわきました。私に投票してくれた人がこんなにいたんだって」

(略)

再び、総選挙の結果発表当日。最初の発表である21位に倉持明日香の名前が呼ばれた。

佐藤「速報が15位だったから、私もきっと選抜に残れる…そう思っていたんです。 そうしたら、最終結果で明日香ちゃんが21位に呼ばれて、『えっ?』って思って。明日香ちゃんを見たら、私には『あれ?』って顔をしているように見えて。 そこから私、何も分からなくなっちゃって。『私は速報何位だっけ?』 『確か明日香ちゃんがひとつ上で、メールで「亜美菜ちゃんが隣にいるよ」って言ってくれていて…』『じゃあ、私は最終結果では21位より低いってことだ。 そうか、アンダーガールズなのか』って思ったんです」

21位から13位までの発表の後、アンダーガールズ9人の名前が呼ばれた。しかし、そこでも佐藤亜美菜の名前が呼ばれることはなかった。

佐藤はそれから一切、顔を上げることができなくなった。
自分のスカートと、固く握りしめる拳だけを見つめていた。手の甲に涙がこぼれ続ける。「やっぱりテレビに出ていなくちゃ、私のことなんて気付いてもらえないんだ」…パリから帰ってくる飛行機の中で誓った「何かやってやる」という気持ちもどこかに消えてしまっていた。

どれだけ時間が経ったのだろう。1秒でも早く、この辛い時間が過ぎてくれればいいのに…。そううつむいていた佐藤の耳にその言葉は届いた。

「第8位、チームA、佐藤…亜美菜」

司会の戸賀崎がそう言った瞬間、佐藤亜美菜は弾かれるように立ち上がった。会場からはその日一番の歓声が上がった。

もう、まともに歩けなかった。この瞬間がくるまでに涙が枯れるほど泣いたにも関わらず、それまでの涙が嘘だったかのように大量の涙が溢れてきた。ステージに立ってからまともにしゃべれなかった絞り出すようにゆっくりとファンに気持ちを伝えた。

「私は…歌手や女優さんになりたくてAKB48をステップにするつもりで入ったのではなく、AKB48が本当に好きでAKB48になりたくて入って、いろいろな公演に出たかったから自分からほかのチームのダンスを覚えて…。テレビや雑誌に出ているほかのAKB48のコたちみたいに…私はキラキラしていないから。AKB48に貢献できてないって思っていて…でもこうやって選抜に入ることができて本当に…うれしいです」

中間発表から最終締め切りまでの期間で佐藤に投票された数は1423票。
それはメンバーの中の誰よりも多いものだった。
この結果は「スポットライトが当たらない場所で努力している人間を必ず誰かが見て評価してくれている」
…そんな“キレイごと”と言われてしまうような出来事が本当に起こりうるのだということを教えてくれた。



iPhoneからの投稿