小春日和が続きましたね🌺

 

本日もお越し頂きましてありがとうございます。

不定期更新にて失礼します。

 

 

最近、年末が近づいてきたせいか

お片づけのご依頼が増えてきました。

 

ここで遭遇するのが“物置部屋”・・・

いえ、本来は物置部屋という用途の部屋はありません!

 

きちんと必要なモノが整理されていれば

「収納室」となります。

 

実際に、作り付けの収納が一切なく

たくさんの収納家具を使わなければ収納しきれない

というお宅に伺った時は

 

西側の部屋の両サイドにタンスを並べたほかに

部屋の中央に背の低い収納家具を

背中合わせに置いて島を作り

 

入口から収納家具が見渡せて

お掃除やモノの出し入れをするために

人が作業をするスペースを確保できるよう

配置換えをした事があります。

 

このように「物置」を「収納」に変えるためには

使うか使わないかの思考力

一緒に使うなどの関連付けで仲間分けをする判断力

出し入れしやすくモノを収める表現力が必要になります。

 

これは現在、小学校から取り入れられている

『かたづけ教育』のなかで培われる生きる力

なんですね!

 

今の小学生のように

整理の基準や片付けのやり方を学んでいれば

“物置部屋”は無くなるのかもしれません。

 

じゃあ、“物置”と“収納”の違いは何でしょう?

 

物置は、とりあえずしまう場所がないからと

よく考えずに積んだり、置いたりするスペース

 

収納は、必要な時にすぐ使えるよう

出し入れする事をよく考えてモノの管理をするスペース

 

もちろん中身がよく整理されている物置きは

収納になります。

 

もうお分かりですね!

 

家の中に物置部屋ができてしまう原因は

よく考えない事です。

 

そんなこと言っても

すぐに片付けられない事だってあるでしょ?

という方もいらっしゃると思います。

 

しかし、

その判断や考える事を先送りにすればするほど

どう判断しようとしたのか?

どう管理しようとしたのか?を

 

ずーっと覚えておかなければならなかったり

ずーっと考えていなければならなかったりと

自分の脳の領域をモノの判断のために

いつも使用している状態になります。

 

四六時中、脳を占領しているわけではないですが

気持ちの上でカタを付けないと

いつまでも「考え中」に残ってしまい

記憶や経験などの領域と連携しながら

エネルギーを使い続けます。

 

逆に、気持ちの上でカタを付けて形にすれば

「記憶」の領域に落ち着くこととなり

エネルギーを消耗するのは思いだす時だけです。

 

片付け(整理収納)とは

考えをカタチにする事で

脳や気持ちをスッキリさせる行為なんですね!

 

なので

片付けは溜めないようにしましょう。

面倒臭がらず回数を重ねる事で

思考も判断も早くなります。

 

逆に面倒臭がって先延ばしにすると

考えることも判断することもできなくなり

機械的に空いているスペースへモノを置くようになります。

 

こうなってくるとボケちゃいますよね・・・

 

なぜならば物忘れは

一度、記憶に落ち着いたものを取り出せなくなることですが

 

一度も記憶に落ち着いたことがないもの

考えるも判断もしていないものが山ほどあれば

「そんなもの、あったっけ?」となりませんか?

 

これはもう「ボケ」です。

 

また、今のシニア世代には

ここに輪をかけて考えずに口にしてしまっている

言葉があります。

 

それが

「もったいない」

です。

 

この言葉は感情に直結しているらしく

ほとんど考えずに口から出てしまうようですね。

 

この「もったいない」を自分の耳で聞くと

脳は考えるのをやめてしまうようです。

 

本来の「もったいない」とは

使わなければもったいない

 

せっかく買ったのに使わずにしまっておく

大切にするとは使わないこと

といった

間違った判断基準をシニア世代は経験から

持ってしまっています。

 

それは、祖母から母

母から娘へと引き継がれてしまう事が

少なくありません。

 

30代のお客様からご依頼を受けて

片付け作業に伺うと

 

「実家で母がこうやってていたから」

という理由で

片付けられなくなっていることが良くあります。

 

なぜ?お母様がそのようにしていたのか?

そこを考えて我が家を見直した時に

同じ理由になるでしょうか?

 

自分にとって使いやすいか?

出し入れしやすいか?

これを考えずに面倒臭がっていると

あなたもボケてしまうかもしれません。

 

考えなきゃならないモノ

判断しなきゃならないモノが

これ以上増えないうちに

 

面倒臭がらず、もったいぶらず

モノの片付けをして

自分の脳も

自分の気持ちも

いつもスッキリさせてあげてくださいね。

 

 

本日も最後までお付き合いいただきまして

ありがとうございました。