初めて商業施設へ出店される場合の備えに
ぜひご紹介したい建築の専門用語があります。
それは、C工事。
さらには、A工事、B工事という用語もです。
まず、
商業施設へ出店される場合、
「工事区分」というものが
契約時やテナント説明会等で説明されます。
簡単に説明しますと、工事区分とは、
だれが、どの工事を負担しなければならないのか？
ということを明確にした取り決めです。
基本的に商業施設にはこの
「工事区分」が決められています。
例えば、
ガス工事はだれが負担する？
電気工事や給排水工事は？
防災は？空調設備はどうする？ということを決めるのです。
工事区分によって、工事費用が大幅に変わってきます。
例えば、エアコン。
商業施設が負担するのか？
テナントが負担するのか？
テナントさんの負担になる場合は、
エアコン代金や工事代金が
テナントさんのご負担になります。
これを決めるのが
「工事の区分と費用の負担」というものです。
この「工事の区分と費用の負担」を見ると、
ここで先ほどのA工事、B工事、C工事
という言葉が登場します。
簡単に言いますと、
A工事は、
商業施設本体の工事で、商業施設の負担となります。
これには共用部分、共用通路、テナント区画までの
配管などが含まれています。
つまり、テナントさんは負担しなくていい工事のことです。
B工事は、
契約後にテナントさんが希望を伝えて、
商業施設が工事を行うものです。
ただし、工事費負担はテナントさんになりますので
ご注意ください。
一般的には、
給排水工事、防炎工事、空調設備工事、
分電盤等の工事が該当します。
そして、C工事は
テナントさんが、商業施設に許可をとって工事するものです。
店内の内装工事、サイン看板工事、照明工事、
電話やインターネット環境の工事などが該当し、
すべてテナントさんの負担になります。
ここで忘れてはいけないことがあります。
それは、退去時のことを入居時に明確にしておくことです。
退去されるときは、テナントさんは
元の状態に戻す義務が発生します。
その取り決めも、
入居時に確認することをお忘れなく！
もちろん、忘れてしまった場合でも大丈夫です！
MURASEにお任せいただければ、
「工事区分」もお客様と一緒に確認していきます。
引き渡し時にムラセに頼んでよかったと言って
いただけるように、長年培った経験と豊富な知識で
しっかりサポートいたします。
商業施設への出店もぜひご相談ください。
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