こんにちは、名古屋市天白区で中国漢方を取り扱っております、むらせ薬局の村瀬紋です。
本日は流産についてお話しようと思います。
お腹の中の命が、ある日突然失われてしまったら、その喪失感はどれほどのことでしょうか。悲しみで立ち直れず、ご自身を責めてしまう方もいるかと思います。
それほどに、流産は心と体に深いダメージを与えてしまうのです。
でも、実は流産は特別なことではなく、妊娠した事のある多くの女性が経験していて、その数は妊娠経験のある全女性の40%とも言われています。
ではなぜ、流産はおこるのでしょうか。
一般的には、胎児の遺伝性疾患や何らかの異常が考えられますが、実際にはよく分からない、つまり、原因不明の場合が多いのです。
中国漢方ではこのような原因不明の何度も繰り返すような流産には、母体の十分な休息と体質改善が必要であると考えています。
特に胃腸が弱く、やせていて、筋肉の力が弱く、疲労倦怠感の強いタイプの方はまずしっかり養生をして、体力を補うと良いでしょう。
また、中国漢方では体のエネルギーの源を「気」といいますが、この「気」の力が弱くなっていたり、赤ちゃんに栄養を与える血の働きが悪いと、赤ちゃんを子宮で育て続けることができなくなると、考えられています。
昔と比べ、現代の女性ははるかに栄養状態も良くなりましたが、不規則な生活やストレスなどから体が冷えている方がとても多いのです。
体が冷えることで、体内の血液の循環も悪くなり、子宮にも十分な血液が行きわたりません。
お腹の周りは体の中でも特に冷えやすい場所なのです。赤ちゃんの栄養が血液から得られていることを考えれば、体、特にお腹を冷やさない事はとても大切な事です。
また、無理なダイエットや偏った食事だと血液に悪い影響が出てしまいます。中国医学では、赤ちゃんは子宮の中の血でできたふかふかのベットで育つと言われています。
偏った食事やダイエットできちんと栄養が摂れないと血が足りなくなったり、血の栄養が不足したり、血が流れにくくなったりして、赤ちゃんに必要な栄養が不足してしまいます。
流産後は特に沢山の血を失いますので、規則正しい生活やバランスのとれた食事、十分な睡眠で体を休息させ、血の状態を回復させることがとても大切です。
流産は心にも深い傷を与えます。
心は体の影響を強く受けていますので、心の不調を感じたら、意識して体をいたわってあげましょう。体をいたわってあげることで、心も自然と癒されていきます。
流産後の養生が次の子宝への大事な第一歩となります。
あせらず、ゆっくり、前へ進んで行きましょう。
心と体の回復のお手伝いが必要な時はいつでもご相談くださいね。
天白区、平針でお待ちいたしております。
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