さて試合ですが、監督のコメントにもありましたが、決して悪い試合ではなかったように見えました。ここ数試合の中では自分達のやりたいサッカーが出来ていた方だと思います。課題はその精度。パス、クロス、シュート、フィニッシュに至るまでの過程で勿体無いミスが出た結果で勝敗が分かれたのかなと思います。なかなか縦に早い攻撃は出来なかったかもしれませんが、選手の距離感は改善されていましたし、サイドチェンジを行ってピッチを幅広く使ったり斜めに切り込んだり攻撃の幅を広げる意図は見えました。
セレッソの方もミスが多く、高い位置で奪う機会もありましたし、勝ってもおかしくない試合だったと思います。ただ得点シーンを見ると、やはり空いてしまう真ん中を使われました。集中力が落ちていたと語っていますが、あのスペースの守備が対応出来なくて得点されるシーンが続いています。ワンタッチで縦に抜かれるのもコースを切れてない証し。ここは改善が急務だと思います。もう１点は個の力で取られました。ダニエル選手のヘディングが中途半端になりましたが、二人で抑えに行ってそれでも抑えられなかったのは痛かったですね。その分高松選手のゴールはさすがです。ポストプレーで耐えられなくなっているのは厳しいですが、ここ一番の決定力があるのは大きい。今後の試合で意識されるでしょう。その分もう一人のＦＷへのプレスが減るはず。もう少し楽にプレー出来るでしょう。期待してしまいますね。
結果だけ言えば本当に痛い敗戦。ですが、少なくとも可能性は見えた試合に思いました。次のホーム戦にまた結果で見せて欲しい。期待してます。残念ながら現地観戦は出来ませんが。