評価が高くて公開時にタイミングが悪く観れなかったけど、ネットフリックスでようやく配信開始されたので鑑賞。

 

 

 

う~~ん、湿地にたった一人で住む女性カイアが元彼であるチェイスの殺人容疑にかけられてその真相は、というミステリーらしいのですが、私はそちらよりも他にひっかかる点があるのでそちらについて書こうと思います。

ちなみに私は原作小説を読んでいないので、あくまで映画を観た限りでの推測です。

 

カイアの父親の家庭内暴力により、母親、姉、兄、そして父親までも家から去っていったとなっていますが、働きもしない暴力をふるう父親があっさりと家から出て行くとはとうてい思えません。映画内でも父親が出て行く場面はありません。そして50年代から60年代にかけて学校にも行かず、テレビもおそらく映画も観ていないだろう娯楽を知らないカイアが男女の営みを知っていたことにも疑問でした。チェイスとは初めてではなさそうな感じでしたし。なのでおそらくカイアは父親から性的虐待を受けていて、カイアの手によって・・・。だからカイアは湿地の家から出る気はなかった(出られない)のではないでしょうか。映画内では父親が戻ってくることを全く想定していませんでしたし。

そしてカイアを援助してくれていた黒人夫妻はそれを感づいていたように思える場面もありました。

それにいくらムール貝を採って売って一人で生活していたとはいえ、カイアの服装がちょっと綺麗すぎるようなのも気になりました。ま、もしかしたらそれは映画だからかもしれませんけど。

そんなわけで、私は以上のことばかりが引っ掛かってしょうがなかったです。

 

アメリカで最も売れた小説だということですが、売れた要因はタイトルが意味深だったからではないでしょうか。ザリガイは鳴かないみたいですし。