弥生美術館で開催中の「槇村さとる展」へ行ってきました。
2023年で漫画家デビュー50周年を迎えられたそうです。
私も年を取るわけです(遠い目・・)
実はつい最近この情報を知ったのですが、集英社さん、もっと宣伝してくださいよ!
何気にお初の弥生美術館は東大の裏手にあるのですね。
館内は全て撮影禁止でした。
エレベーターがないので足が不自由な方に階段はちょっとキツイかもです。
デビュー50周年のわりには展示数は少なく思えましたが、漫画家デビュー前の同人誌の貴重な原稿が展示されてましたが、既にこの頃から作画が確立されていて驚きました。
私が初めて槇村さとるさんの作品を読んだのは別冊マーガレットの『放課後』です。
とても大人びた作風と画風が印象的でした。
『白のファルーカ』までは別冊マーガレットを読みまくっていましたが、傑作ぞろいの作品を沢山描かれていました。
『愛のアランフェス』ではおそらく初めて本格的にフィギュアスケートを描いた漫画です。
ひだのぶこさんもそれ以前に描かれていますが作画的には劣ります(こんなこと書いていますが、ひだのぶこさんは好きな漫画家さんですので誤解なきよう)
おかげでツィゴイネルワイゼンとかアランフェス協奏曲といったクラシック音楽を知りました。
これまた本格的なジャズダンスを描いた『ダンシング・ゼネレーション』『NYバード』の漫画なのに躍動感のある踊りの作画はもっとちゃんと評価されるべき作家さんですよ。
槇村作品を語ると長くなるのでここでは割愛します。
記念にポストカードを4枚購入しました。
『白のファルーカ』がないのがちょっと残念です。
『ダイヤモンド・パラダイス』の文庫本が売っていたので購入しました。
単行本も持ってましたが、今はもうありませんので。
正直この文庫本の表紙は暗くてちょっと嫌ですが、全バンドマン必見の傑作です。
現在の槇村さとるさんの作風は働く女性でかつ性欲が強いという(むしろ古い男性的な)パターンなのでちょっと私には合いません。
あと、槇村さんの好みの問題もありますが、髪型がベリー・ショートとゆるふわロングの女性ばっかりというのもちょっとです。
とまあ、別冊マーガレット時代の槇村さとるさんは凄かったといいたいわけでお許しを。