福井での落語会の翌日、午前中に宿を“追い出される”ので、普段の休日では考えられない時間から放浪することに
しかしこれがまた楽しい
前日から「北ノ庄城」を見ていたので、ここはやはり「福井城」を見ておかなくてはなるまい
ということで、朝一番で柴田神社に参り、腹ごしらえをしてから福井城へ向かうと、その手前で立派なお社が現れた
近寄ってみたが、神社の名前が読めない
「佐佳枝廼社」
今となっては読めるのでスマホで入力すると普通に出てくることに驚いた
「さかえのやしろ」
万葉仮名的な当て字かと思ったが、由緒を見ると意外なほど新しくてまたビックリ
江戸時代になってから福井城内に建立された社殿に始まり、明治になって、かの松平春嶽公が「佐佳枝廼社」と命名したとのこと
その後、戦災・震災に遭う紆余曲折を経て今日に至るということで、“葵の御紋”が存在感抜群であることから、徳川家ゆかりの神社だろうとは思ったが、ここまで見事な御社というのも、徳川家康の次男を藩祖とし、明治維新にも大いに貢献した松平春嶽公の福井ならでは、と言えるのではないだろうか
知らなかった福井の歴史に触れ、空の青さも清々し…と言いたかったが、めちゃくちゃ暑かった