残り香を 金雀枝で掃く 月の夜
京翁
この句も、「地」の句と同じく、エニシダの英名が「Broom(箒)」で体を浄化するものとしての有用性を示している、とあったことから閃いた句
これにも、宗匠が実にステキな解釈をくださり、これまた全く的を得ていたのであるが、またしても作りだした時の本人の発想由来とはほぼ真逆
しかし俳句は、目にした人によって解釈が変わる方が面白味も深いというもの
そういう点で、自分の発想とは異なる解釈(それも自分より何倍もステキな解釈)をいただけたというのは、それだけ面白い句だったということであろうとポジティブシンキング