初めて観劇したのはなんと!昭和61年の新橋演舞場 1986年だから38年前のこと。

当時20代だった私の心を鷲掴みでしたね。

それから、澤瀉屋のファンになり、スーパー歌舞伎いっぱい観ましたねー


今回のヤマトタケルは全く演出が変わって、相変わらず以上に楽しかった!

以下 ネタバレ注意


38年前には、兄橘姫役の笑也さんの美しさにウットリ^ ^私と同じ年なのも親しみやすく、今で言う推しでした。

今回は三幕だけの出演でしたが、懐かしかったです。


私が覚えているのは、走り水で海に沈む弟橘姫役の市川春猿が鮮烈な印象だったこと。

姉の夫であるヤマトタケルに愛してもらえないならとワダツミの神に愛される道を選んた切ないプライドが痛々しくも美しかった。


でも今回は、なんと美人姉妹が二役の中村米吉

ホント可愛い❤️

この女形あってのこのヤマトタケルだわ


ヤマトタケルとこの弟橘姫のラブラブ💓をめっちゃ丁寧に描いていて、走り水の場面でのヤマトタケルの悲しさがたまりませんでしたね。


團子ちゃん♥️

化粧した顔が若い時の猿翁にそっくりで驚きますし、何しろ声と喋り方が良く似てる!


新しい演出のヤマトタケル最高でした


エンディングパレードで、團子が父帝役の市川中車の手を握るのが思いのほか長時間で ん?と思っていたら、振り向いた團子ちゃん泣いてたわ


ホント酷い父親だった父帝役の中車。

その父親の愛を求め続けて生きて死んだヤマトタケルが、エンディングでようやく父の手に初めて触れる事が出来た喜びと、実の親子の共演だから?と言う思いも混じり合って、そんな喜びで私も胸がいっぱいになりました。

團子ちゃんお芝居に入り込んでたのね。



とにかくめっちゃいいお席でしたよ!

宙乗りは箱に入るまでしっかり見届けましたから。

若返ったヤマトタケル カブキモノの本道をいく澤瀉屋も応援するわ!