スパークル | 紫の言の葉

紫の言の葉

現在過去未来
言の葉拾い言の葉綴り言の葉廻り

うつむいて眺めている
小さな窓から視線をあげて

景色が流れてゆく
スクリーンのような窓から離れて

見知らぬ背中の間から
行く先へ繋がる窓を視界の中心に視る


途端に
世界を
見違う

視界が
拡がる

ビルの合間を抜けて
うねる飛ぶ龍の様な

連なる鉄の箱の響に
身体を合わせ任せる

このまま
何処へでも
行ける気がする

街を抜け山を越え
川を渡り海を背に

銀河へと
未来へと

そして
君へと


僕は今
世界の中心にいる