黄昏 | 紫の言の葉

紫の言の葉

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眩しく紅い陽の世界には
雲海とは思えぬ雲原の静けさ

1つ星と共に現れた
深海のごとき空と海

頼りなくも確かな
翼の明かりと
遠くから確かな光

この波間の行く末も
辿り行く大地も息も

なにも知らず
交わらなくも

ただそこに
ある明かり

ただそこを
目指し飛ぶ

まだ見えぬ
この翼拡げ

滑空するが如く

堕ちるなら
落ちようと

茜雲を越えて

仄暗き雲の波

呑まれて 
足掻いて

辿り着く
貴方の下


仰ぎみる
あなたは

愛しき
誰そ彼