約二千年の歴史を持つ古典医学書「傷寒論」「金匱要略」


これは中国の後漢時代に

張仲景という人が漢字で習体制したもの


それ以前の多くの人々によって長い年月をかけて極められてきたもの


その序文

「今日の人々は身体の大切さを見失い、地位や名誉や財などあらぬものに心を奪われ人々も医者も身をやつれさせ精神を退廃させている」

「医者は人を知り己を知り人を愛し人を助けなくてはいけないのに医学を勉強しないで地位や名誉や財にとらわれ権勢を追い回し人々も誤った生活をして誤りを正さず尊い身体を軽んじて病気となり医者に懇願しても医者は治せなくなっており次々と死んでいく。100年の命を授かっているのにそれを全うせずに死んでゆく。残された家族はオイオイ泣いて何とも嘆かわしい。医者というものは日夜よく研究し自分の健康を保ち親、きょうだい、富める人、貧しい人の別なく病に苦しむ人を治癒し、生活に困窮している人にはお金を授けて帰すものである。今日の人たちはすっかり人の道を見失ってしまった。こんなことではこの素晴らしい医学が忘れ去られてしまう。ここで書物に著し、この医学を人類のために書き残す」


中国に渡ったお坊さんがこの医学書を日本にもたらし、多くの漢方医が研鑽を重ね、明治期に入るまでは漢方医療が中心だった