昨日もどんより日差しはお休みの蒸し暑い秋日和。散歩道にはヒガンバナがやっと元気づいてきた。その彼岸花にアゲハ蝶が蜜を吸いに来ていたのをパチリ。

 

   

 

 地震は能登半島で震度1に微弱地震が2回観測されただけでお休み。ではあったが、昨日能登半島元旦地震発生メカニズムについてYahooニュースでは毎日新聞で東大とシンガポールの南洋理工大などの国際研究チームが米科学誌サイエンスに「断層破壊の開始点が、地下に流体が豊富にたまった領域だった可能性を示す結果である」と発表していた。

 

 能登半島地震の発生後数十秒間に断層の破壊がどのように伝わったかを調べた。  その結果、「発生直後の約15~20秒までは秒速1キロに満たないほどゆっくりとした速さで震源から断層破壊が伝わった一方、約20秒を過ぎると、通常の地震の伝わり方と同じ秒速3キロ前後の速さで北東と南西方向に破壊が一気に広がったことが分かった。」とのことです。

 

 チームの青木陽介・東大准教授は「普通の地震はガラスが割れるように一気に破壊が進行するが、能登半島地震では最初の破壊がズルズルと始まった。流体がたまっていたエリアを抜けてから一気に破壊が進み、甚大な被害をもたらした」と説明する。

 

 この結論は拙仮説の合理性を裏付けている。しかも、彼等は未だ流体が断層破壊を引き起こして地震が起きたと頑固に破壊弾性論を繰り返しているが、そんなことであの震度7の強烈な地震動は生まれません。彼らの主張する流体とは超臨界状態のマグマで、地震はその中の水素爆発です。断層の破壊論ではその後に続いた余震発生のメカニズムを説明できますか?

 

 

 「最初の15~20秒迄のゆっくり伝播と言うのは震源(着火点)が群発地震を起こしている能登半島の珠洲市の大きなマグマ溜まりの中での放射状の延焼拡がりでありることで見かけの延焼速度は上がっていませんが同じ速さで広がっているためです。その後20秒を過ぎ1分までは総延長100㎞という沿岸の海底活断層下に板状に出来ていたマグマ溜まりの天井付近の水素を含侵したマグマに延焼して行ったので普通の速さ(2~3km/sのスピード)で延焼爆発で震源が拡がって元旦地震となった」と言う拙仮説の合理性を裏付けてくれたのです。

 

 彼等はあくまでも流体が断層の破壊を促して地震を起こしていると考えているのだが、流体は超臨界状態の水素を含侵しているマグマであり、これが900℃に加熱されると周囲の硫酸に結合している酸素が分離して水素と結合することで水素爆発を起こしその天井を瞬間に突き上げる。その空間は断熱膨張であるので急冷し爆縮となって天井を引き下ろす。急冷して水に戻り、マグマの熱で再熱解離を起こして酸素と水素に分離しマグマ内に含浸し拡がったところで再度酸素と結合することで数千回も余震が続いているのです。その内の5月の余震がまた大爆発の大地震で軍艦島など壊滅したのです。

 

 断層破壊論では余震の説明が出来ません!

 

 しかし、いったん爆発で持ち上がった深さ10㎞までのプレートは緩んでしまい体積増となり弱層の海底活断層に段差をつけてクラックが出来たのです。そのクラックから、海水が大量に浸み込んで(徐々に)巨大なマグマを冷やし始め余震が終息し約半年で明らかに終息した。しかし、地下200~300㎞にある太平洋プレートからのマグマの上昇を止めることは出来ないので、昨日の起きた微弱な地震が起きている。

 

このことは拙著「間違っていませんか?地震学・火山学・火災学」にるる書いているが、以前このブログでも紹介した通りで、拙仮説の合理性を示しています。このことをまた原稿に追加して修正しないとならないが、まさにエンドレス。拙仮説の合理性がいよいよ本物になっている。

 

さて、今日の雪景色は昭和記念公園の日本庭園