昨日は高曇りではあったが、強い南風が吹いて、木々の大枝まで揺らしていた。夕方になって風も収まり気温も上がってさわやかな五月晴れとなった。

 

 散歩道には可憐な山アジサイが咲いていた。

 

   

 

 地震はお休みではあったが、能登半島の西の輪島沖で最大震度3 M=3.8 震源深さ10㎞ という地震観測点が1点だけのグチャグチャ能登特有の地震を観測している。同じところでの群発が4000回以上続きあの軍艦島が崩れているように能登半島の岩盤はぐちゃぐちゃになっているはずなので地震の震動の伝播が拡がらない。即ち岩盤に海水が浸み込んでマグマを冷やしているはずであり、群発は収まるはずであるが、マグマの熱がなかなか下がらない。

 

震源位置が志賀原発に近いので少し心配はある。

 

 

 その余の時間は「間違いだらけの物理学」松田卓也著 を読んで暇つぶし。「世にはびこる物理学は間違いだらけ」という書き出しで「なぜこうも科学に間違いがはびこるのか?」で絞めている。誰でも書ける論文が査読なしで間違っていても世に出てしまう。それが、有名大学の有名教授でさえ、とのことである。まさに地震関連の論文は査読は十分されているが、査読者も同じ仲間で、間違い論理の持ち主であるので、間違いを直せない。その結果、間違い地震学・火山学・火災学・津波学が定説となって突然の地震や想定外の火災で命や財産を失っている。

 

 正しい地震学を世に出そうと頑張っても査読者が間違い論理の学者であると査読されたら「リジェクト」(拒否)されてしまう。

 

 私の紫綬褒章受章対象の論文もリジェクトされ続け20年以上すったもんだの挙句、現場での採用での事故の絶滅実績が決め手になって学会基準が改正され、博士論文が通り、紫綬褒章につながった との経験がある。この時も学会の定説を真っ向から反対する論旨であることでいくら正しい論理でも間違い論理の学会を覆すことが出来ない。と言う経験があるので、今回の地震学・火山学・火災学・などの拙論は当然査読者のお眼鏡に合うことはないのが目に見えているので、英語論文にしたところでリジェクトされ役に立たない。

 

 即ち、松田卓也先生の「間違いだらけの物理学」は直すことが出来ても「間違いだらけの地震学・火山学・津波学・火災学」は到底間違い論理が跋扈し続けて、地震予知は出来ず、津波被害もなすがまま、震災での被害を減少できず、破滅的な被害となる液状化火災や津波火災など議論の机上にも登れず、国家財政を揺るがし続けること間違いなし。

 

 どうすれば間違いだらけの地震学・火山学・火災学・・・を正し改善の糸口が見えるのだろうか?でも、何とか命ある限り 健康でいる限り八方ふさがりを打ち破らないとならない。

 

 という事で、一般大衆にその真贋を判断してもらおうと「やさしい地震の話」を書いているが、佳境になると専門的になってしまい難しくなる。そのたびに書き直しているのでなかなか進まない。

 

 さて、今日のスケッチは、昨日の続きの逢の浜。水平線上に伊豆諸島が見えている。縦一6枚組の中の3枚分