昨日は予定では元会社の土木系OBのゴルフコンペに参加予定であったが、天気予報では大雨が予想されて風も吹き荒れるとのことで、ドタキャン。ではあったが、それほどの大雨でも強い風が吹き荒れもせず、早とちりの大失敗で反省。いつも気象庁の悪口ばかり書き続けているのでしっぺ返しを食らったのだろう!

 

 図書館へ借りていた地震関連の本を返し、新たの物色するために、散歩道を通って行ったが、散歩道は暗いだけで写すものは無いもない。ので写真はお休み。

 

 図書館では松岡達英の「震度 7」と宍倉正展「巨大地震を掘り起こす」大木聖子「地球の声に耳をすませて」などを借りてきた。今書いている「やさしい地震の話」の参考にしようと読んでみたが、地震の物理説をやさしく分かり易く書かれているので、これでは子供や素人の一般人が読んでも良く分かるが、抜本的に間違っている。活断層やプレート間の歪みでの破壊が地震を起こすという事から解説している。

 

 さて、地震は北海道の北方4島で最大震度2 M=4.5 震源深さは10㎞の他トカラ列島でも微弱な地震が観測されていた。台湾の花蓮ではまたまた最大震度4 M=5.9 震源深さは15.6㎞の地震が夕方の5;45と5;52の2回連発していた。台湾の震源深さは100m単位で、日本は1万m単位。いつも書いているが、日本の気象庁は地震発生のメカニズムやその終息のことがまるで分っていない。

 

 

 

 

 台湾花蓮の地震観測センターの許麗文副主任は記者会見で、同日の地震の震源はいずれも4月3日の本震の震源に近いと説明。3日以降に本震の震源の周辺や北側でM6台の余震が複数回起きていることなどに触れ、この日の地震は、地殻内に蓄積されたひずみ(応力)を解消する活動「応力の再分配」によるものだと解説した。

 写真は去る4月26日の震度4で傾いたビルをすぐ27日には解体を始めている。輪島の朝市は元旦地震の液状化火災で未だ焼け野原。この差は一体何でだろうか?

 日本の政治は自分たちの裏金をどのようにして隠そうか、という問題についてだけで大騒ぎ、天下国家を憂い災害やら教育やら少子高齢化対策、…などの論議は聞こえてこない。国民生活など意に介さず、いまだ能登半島での復旧はめどさえ立っていない。地震予知問題も研究予算の確保のための研究で、問題を抜本的に解決しようとする姿勢すら感じられない。旧態依然!

 

 

 

 このように、台湾も地震は物理説で「応力の再配分」という造語で解説している。応力の再配分などであの大エネルギーが出るはずがない。しかもほぼ同時に2回再配分が起きるなどあり得ない。

 

 フィリピン海プレートの沈み込みでのプレート内の巨大なマグマ溜まりの天井付近での水素爆発なら続けて2回起きても説明は付く。いずれにしてもかなりな巨大な地震であり、被害のニュースは未だないが、すでにかなり痛んでいるので少しの揺れでも大きな被害となるはず。被害のないことを祈るばかり。

 

 さて、今日のスケッチは伊豆半島の西海岸にある黄金崎。ここは凝灰岩で黄色に見えて夕日に黄金色となる。凝灰岩は軟らかいので松の根っこが写真機の三脚のようになっている。このスケッチを描いているときに胸ポケットに入れていた携帯を海に落としてしまったことを思い出す。スキャナーの調子が悪いのか一寸色が濃くなっている。