昨日も曇り空ながら、気温は初夏の陽気で寒くはない。曇り空の原因がなんと中国から黄砂の到来とのこと。気分が悪い!日本からの海産物は輸入禁止のくせに厄介者の黄砂だけは送り届けるとは迷惑千万!

 

 散歩道には新緑が満開で暗くなり、ウグイス君がすぐ目の前で「ホーー ブチュブチュ」とまだ上手に鳴けないのもいて面白い。

 あちらこちらで、やまつつじが深紅になって輝いている。

 

   

 

 さて、地震は豊後水道でのM=6.6地震の余震が続いている。昨日は最大震度1以上の地震が30回位観測されていた。その内の最大震度2 M=3.9 震源深さは40㎞ と同じ震源位置で最大震度2 M=3.8 震源深さは30㎞のものを載せるが、震源深さが30㎞と40㎞の2種類あるのだろうか?それとも35㎞付近でどっちつかずであるのか良く分からない。昨日は本震は50㎞であったはずが、今日は46㎞に変更されていたが、その理由は説明がない。その他に40㎞であったとの説もある。(当初の気象庁発表は50㎞、京大と香川大は39㎞、日テレニュースでは46㎞)

 

   

 

  地震の観測は気象庁だろうが、気象庁は震源深さを地震学者ごとによって変えて発表するはずはないので、いったい誰がこのようにかえるのだろうか?学者が一人ずつ身勝手に自説に沿うように変えているのだろうか?

 日本の理学者がこの程度のいい加減さでの観測精度では南海トラフ地震との関連性について「地震の専門家」ですという教授連がそれぞれ発出している自説など到底納得できない。

 地震学者のほぼ全員「今回の豊後地震は南海トラフ地震とは直接は関連性はないが、これを教訓として必ず来る南海トラフ巨大地震の防災練習にして緊急持ち出しやら避難経路の確認をしておきなさい」とのご託宣でその合理的なメカニズムについての説明はない。

 東大震研の笠原名誉教授は「南海トラフ地震との関連性はある」と言っていた。

 

 

 京都大の西村教授他ほとんど全部の地震学者の発出しているメカニズムは上の図のように今回の豊後地震は図中の左下のフィリピン海プレートの内部で水平に東西方向に引っ張られて割れた正断層での地震であり、南海トラフ地震はその上のユーラシアプレートとの摩擦での地震であるので関連性はないとのこと。(と言いながら図は上下の矢印となって縦ずれ断層となっている)

 彼等は全く地震の性格を理解していない。(深さが50㎞もあるところでは多分マグマはどろどろの超臨界状態で溶けているはず、活断層などあるはずがない)今回 フィリピン海プレートでM=6.6という大地震が起きているのにその上に載っているプレート間には歪みが溜まっているはずで(と彼らは言っている)、これがゆすられれば、ボンと切れるはず。ならば関連性は大ありのはず。スロースリップなど体に感じない地震が南海トラフ起震の予兆であり体に感じる大地震が予兆ではないはずがないでしょう!

 また、昨日は緊急招集されたのだろう「政府地震調査会の臨時会議」が開かれて平田委員長からも同様な意見が発せられた。

 

 

 結果は南海トラフ地震への影響について「発生の可能性が相対的に高まったと考えられる変化は観測されていない」と評価した。とのことです。

 

 当たり前!南海トラフ地震はフィリピン海プレートが北へ潜り込んで起きる大地震を想定しているはずで、今回の豊後地震はフィリピン海プレートの下半分が西へ沈み込んでいるプレート内のマグマ溜まりの爆発で起きた地震であり、その余震が2日のうちに40回以上観測されている。南海トラフ地震はフィリピン海プレートが北へ沈み込んで起きると想定しているので、上ポンチ絵は間違っている。すなわち、南海トラフ地震などと関連性が有るはずがない。

 

 また、北へ沈み込んでいるフィリピン海プレートが深さ46㎞の所でどうして東西に引っ張られて割れて起きるのでしょうか?

 引張れて割れて起きた地震であるのにどうして余震が40回も続いて起きるのでしょうか?引っ張られて割れた活断層がどうしてまた引張れて割れるのでしょうか?

 また、地震が起きる前に「ゴーッ」という地鳴りが響いたと言っているのが何が起きていたのでしょうか?

 彼らには説明が着かないはずです。彼等が金科玉条としている地震発生のメカニズムの仮説が間違っているからです。

 

 地震は物理現象ではなく化学的なマグマの水素爆発で起きるのです。「ゴーッ」という地鳴りはマグマ溜まりの天井の落盤かマグマ溜まりの壁の地すべりの音のはずです。この音を観測すればP波より早く地震警報を出せるはずです。

 

 さて、今日のスケッチは昨日と同じ江の島の海岸段丘からの富士山。横一4枚組の大パノラマの左3枚分。