昨日はどんより時折小雨がぱらついていたが、まずまずの春雨で芝生や草木は喜んでいる。桜は満開で高幡不動尊の境内はにぎわっていたが、散歩道には誰もいない。

 

   

 

 地震は大隅半島で最大震度5弱 M=5.2 震源深さは40㎞ すぐ隣の日向灘では最大震度2 M=4.5 震源深さは30㎞の他に能登半島ではまたブリッ返して最大震度3 M=4.1 震源深さは10㎞と余震が起きていた。

 

  

 

 Yahooニュースでは「気象庁は当初、地震の規模を示すマグニチュードを5.2、震源の深さは40キロと発表していましたが、精査した結果、マグニチュードを5.1に、震源の深さを39キロにそれぞれ修正しました。 この地震による津波はありませんでした。 気象庁は、揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度、最大震度5弱程度の地震に注意し、特に、今後2~3日程度は、規模の大きな地震が発生することが多くあるため、強い揺れと津波への備えを進めてほしいと呼びかけています。 一方、気象庁の「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」の委員を務める愛知工業大学の横田崇教授によりますと、「今回の地震は南海トラフ巨大地震の想定震源域から少し離れた場所でおきたもので、さらにマグニチュード5.1と地震の規模が小さいため、巨大地震に与える影響は少ない」と話しています。」とのこと、何やら精査すると震源深さも1㎞単位で観測されているとはびっくりだが、なんででしょうか?精査などするまでも無くきっちり最初から100m単位で観測してもらいたい。

 2回目の日向灘地震は確実に南海トラフ地震の震源域ですが、こちらも関連性はないのかコメントはない。だがしかし、地震はこのように小さい地震の卵のマグマ溜まりが集まって上昇し、10~20㎞位まで上昇し大きなマグマ溜まりとなって広い範囲に超臨界状態の水素が拡がってこれが酸素と結合することで大爆発し巨大地震となるはずです。繰り返し余震が起きて海水が浸み込んでマグマ溜まりを冷やすと地震は収まるのです。

 海陸プレートの限界歪みの跳ね上がり海溝型の南海トラフ地震は起きませんが、昨日のような(南海トラフ地震域での)地震は起きないはずはありません。本当に大地震に発展しないでしょうか?大丈夫でしょうね!大量の観測機器が埋め込んであるはずなのでお見逃しなくお願いします。

 

 フィリピン海プレートは北へ流れて沈み込んでいません、西へ向かって日向灘でマントルに入るのです。

 

 さて、きのうのNHKTVで何やら東北大学の津波の権威と言われている今村教授が今回の台湾地震の津波警報で3mの大津波が来るぞと大騒ぎでTVジャックしたが、実際は最大で30㎝であったことについて次のように言い訳をしていた「地震が海と陸の両側にまたがったため、津波を引き起こす海側の地震のエネルギーは一部にとどまり、マグニチュード7.7という規模にもかかわらず、津波が小さくなった。」とのこと
 今回の解析結果について今村教授は「津波は沖縄県に非常に速いスピードで到達したことがわかる。沖縄では、海岸で過ごす人が多いため、観光客の避難誘導など今回の対応を検証していく必要がある」と話しています。

 

 しかし、そんな言い訳で良いのだろうか?地震発生はすぐに花蓮港の海岸近くの海底で深さは15.5㎞と浅いところで起きたことが発表されている。

 津波到達の速いのは下の地図のように花蓮湾は西へ向かって口を広げているその先に先島群島があるので水鉄砲のようにドーンと圧縮波となって津波が1方向へ走ったのではいでしょうか?

 

 

 津波発生のメカニズムが分かっている学者なら「震源が浅い海なら体積増となる海水がウーンと小さいので津波はほんの少しだけ起きるだけで津波注意報は出しても津波警報など出さない。東日本大震災では日本海溝という10㎞も深い海の中での陸のプレートの撥ね戻りだから海水の体積増はウーンとでかいのであの大津波となっている。能登半島地震でも「津波が来るぞ 今 直ぐ逃げて!」と言われ、倒壊建物に挟まって助けを求めている家族をおっぽり出してまでも逃げて失われて命もあるなど、いい加減な津波警報は人殺しになっている。

 

 今回の台湾地震の津波では先島の漁港では「モズク漁」をやっていたが、下の写真のように海水が渦を巻いて白濁してきた。このことについて津波の専門家は「津波が速いスピードで来たので海底のヘドロをかき回して白くなった」と話していた。全くこの程度が津波の専門家であると自負しているので空恐ろしい!

 

 

 

 この白濁は海底ヘドロから内のメタンガスあるいは「モズク」の光合成で生まれている酸素が地震で揺すられ、津波を受けて海面に上昇してきたものでもう少し津波が高くなってすぐ手前にある港湾施設に上陸すると津波火災となる危険性のある大震災の前兆である。津波警報では対処できない「津波火災警報」など別種の警報が必要でしょう!

 

 下の写真は奥尻地震での青苗地区で観測された津波火災で大火災となっている。同じことが東日本大震災ではあちらこちらで起きていた。(以下は拙著「真因シリーズ」からの引用)奥尻地震の経験が活かされていないので大惨事となってしまった。

 

 

 

 先島漁港の海面の白濁は上の図64の奥尻地震での津波による白濁と全く同じである。東日本大震災では海全体が真っ白になっていたが、こちらは長くなるので止めるが、この事実を日本の津波学者や火災学者は知らない。数年前に教えてやったら「逆切れ」で「名誉棄損だ!」と脅されてしまたので止めておくが、日本の教育をリードする最高学府の教授連で有識者会議のメンバーが非常識でこの程度の能力では到底日本の震災被害は抑えることが出来るはずはない。自説を曲げることなく反省も無いので、同じ間違いを繰り返してしまう。失われた命や財産は全部は無駄になる。

 

 今回の津波騒ぎは まさに「知らぬが仏」で大参事の1っ歩手前であった。「津波火災警報」の検討が必要だが、日本の学者どもには分かるはずがない!

 

 さて、今日のスケッチは三浦半島の先端で東京湾の門柱となっている観音崎灯台