昨日はまた朝から晩までしとしと春雨が降ったり止んだりでうすら寒く、セーターの上にカーディガンを羽織ったまま終日過ごした。散歩道にはとりどりの花が咲き始めて賑わってきた。桜は満開で紅葉は浅黄の新緑で明るくなっている。下はミツバツツジとハナニラ。

 

   

 

   

 

 地震は北海道浦河沖で最大震度3 M=5.0 震源深さは70㎞ 福島県沖では最大震度2 M=3.9 震源深さは50㎞ とこちらは「第2東日本地震」の卵。

 

   

 

 台湾地震は余震が収まらないのに、早くも復興の槌音が盛んに聞こえている。日本よりかなり優れている。また発生のメカニズムについて、元台湾の地震を研究していた名古屋大学の安藤名誉教授がまともに近いメカニズムをYahooニュースで発出していた。 彼はプレート型地震の専門家で台湾の中央研究院で6年間にわたって台湾の地震の研究をした経験もある。

それによると、今回の台湾地震はプレート境界で発生した地震だとみられるということです。プレートの圧縮による逆断層である事とのことで東大震研と同じ意見であるらしい。どちらが先だか分からないが多分名大安藤名誉教授の方が先だろう。

 

 ポンチ絵は下のように東大と同じだが、こちらの方がまともで下のようにフィリピン海プレートが押し込んでユーラシアプレートの上に乗り上げている点はいずれも納得できない。プレートが板ではなく岩であるとすればこのようなポンチ絵を描く必要が無い。南側ではユーラシアプレートが沈み込まないでフィリピン海プレートと重なり合って厚さが増すとすれば下の地質図でのしわの出来方も説明が着く。

 

 

 

 上の地質図は力関係が良く分かるような しわがはっきりと見える詳しいデータが出ているので、これはまともである。このデータを分析して、下のポンチ絵のようにプレートの圧縮によって今回の地震が発生し、1999年の大地震も同じメカニズムで起きたとのこと。このようなプレートの圧縮破壊であの山を揺らしビルをなぎ倒すエネルギーは生まれないし、余震の発生の説明が着かない。

 

 

 多分かなりまともであるが、昨日私が書いたメカとほぼ同じであるが、肝心な地震発生の現象を物理現象の逆断層としてとらえている点が違っている。彼は圧縮力が生まれるメカも言及されていない。

 

 昨日文字で書いた拙仮説をポンチ絵で描くと下のように圧縮はむしろ東シナ海の膨張でのユーラシアプレートの東進を フィリピン海プレートの西進が阻止することで台湾島に圧縮力が溜まっている。昨日書いた通り、日本列島の誕生と同じメカで東シナ海は膨張することで圧縮力が生まれている。フィリピン海プレートの下半分がユーラシアプレートの下へ沈み込んでいるので、フィリピン海プレートの中の隙間が出来、その隙間をマグマが埋める。弱層の断層から浸み込んできた海水がマグマの熱で熱解離して深さ15.5㎞でのマグマ溜まりの天井付近に溜まりこれが水素爆発を起こし、圧縮されていた台湾島はポンとはね上げられ、圧縮歪みが一気に解放されM=7.3の大地震となったはず。日向灘で起きている地震と同じメカニズムのはず。

 

 このことで圧縮されていた花崗岩の山がポンと解放され、外されたことであの激しい山崩れが起き、古いビルをなぎ倒したはず。

 

 

 下の地図はプレートテクトニクスでのフィリピン海プレートの位置図です。東シナ海の膨張を台湾島が阻止しているように見えます。

 

 いつも書いているが地震を物理現象と仮説するのには余震のメカニズムの説明には無理がある。一昨日1日で300回もの震度3で揺すった余震は逆断層がずれて起きるはずがない。揺すられ隙間の出来た活断層の下に溜まったマグマ溜まりが何度でも熱解離を起こしてマグマ爆発することで余震が続いているのです。

 

 さて、今日のスケッチは銚子港のアリーナ。