昨日は一昨日の夏日は解消され平年並みに戻ってくれて長袖にセーターで丁度良い気温となった。散歩道の木花もとりどりに妍を競い、新緑が浅黄色に輝き始め桜も色づいてきた。野鳥のさえずりはけたたましいぐらいに大きな声を出して飛び交っている。

 

   

 

 地震は能登で最大震度2 M=3.0 震源深さは10㎞ と茨城でも最大震度1 M=3.0 震源深さは50㎞と同じ規模の地震が観測されている。こちらは首都直下地震の卵。

 

   

 

 能登半島地震については 政府の地震調査委員会は、「大地震発生当初に比べて地震活動は低下してきているものの、依然として活発な状態が続いているとみています。 また、2016年の熊本地震や2018年の北海道胆振東部地震では、最大の地震発生から数か月経過し、地震の発生数が緩やかに減少している中で大規模な地震が発生しています。 これまでの地震活動や地殻変動の状況をふまえると、能登地方とその周辺では、今後も、震度5弱以上の強い揺れや津波をともなう地震が発生する可能性がある」ということです。 

 気象庁も同意見で「元旦大地震後3か月で余震は収まってきたがまだ最大震度5程度の地震が起きるかもしれないので安心ならない」とのこと。

 

 海底活断層の両端には割れ残りの活断層があるのでこれが割れると同程度の地震となると言っていたが、すこし トーンダウンして、空振りだか、素振りだかわからないが、昨日の時間無制限のサッカー試合のように一度言っておけば来ても来なくても責任はない。

 

 さて、何やらTV朝日では大阪万博工事の話題で賑わっているようだが、液状化火災については問題視されていない。吉村大阪府知事と大阪市長へ拙著と小冊子をプレゼントし、地震時での液状化火災について警告しておいたが、無視されている。しかしその予兆が先日 出現していた。

 

 関西TVでは「2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は、会場となる大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)で28日、施設建設工事で生じた火花が可燃性ガスに引火する爆発事故が起きたと29日公表した。施設の一部が破損したが、けが人はいない。」とのことで工事は中断し、大阪府の吉村洋文知事は記者団に「まずは原因究明と再発防止に努めてもらう。人的被害が起きてもおかしくない。安全な工事が大事だ」と話したとのこと。

 

 

 橋もかかっているだろうしインフラも整備されているはず。あの人口埋立地盤で液状化が起きないはずがないのに対策はないらしい。メタンガスが震動を受けなくても湧出し引火したとのこと。東京の夢の島でも工事中に管理小屋にメタンが充満し酸欠で死者が出ていたが、今は常時ガス抜きをすることで解決している。浦安のデズニーランドでも同じでカリブの海賊館では拙提案の「永久排水工法」を採用し地下水を排除しているので液状化は起きないし、自然圧密での地盤沈下も抑えている。

 

 カリブの海賊館の基礎は 現役時代 コンサルと大論争の末 採用した工法であるがこれは「圧密層にかかる有効応力が大きくなるので圧密沈下が激甚(アグレッシブ)になるので危険である」とのコンサル意見に対し、拙論は「排水による重量の軽減によって圧密層への有効応力の作用は減少するはず。圧密沈下は透水係数であるので熱伝導と同じで圧密層へ到達するにはかなりの時間がかかり周囲地盤と同じ程度の自然沈下のはず」と論争して、擦った、揉んだの末、結局拙工法「永久排水工法」が採用され東日本大震災でも液状化も無く今も安全に稼働している。

 

 大阪万博会場も同じで、「常時も危険だが、地震時には液状化現象が起き上水も下水も失われ 同時多発火災で命も施設も失われる危険性が有る」液状化は砂地盤だけで起きるのではありません、有機物が入っている軟弱層で溶存するメタンガスの湧出で上向き水流が起きて支持力を失い同時多発火災が起きます。阪神淡路大震災での長田町火災です。

 

 多分、50年前と同じで圧密沈下問題が危険であるので排水工法は取らないだろうが、とらないと大変なことになりそう。吉村知事には送っているが無視されている。

 

 

さて、今日のスケッチは昨日と同じ北茨城の大津港 岩がつるっとしているのは3.11地震で剥がされたので地山が出ている。