昨日のお天気は少し風が出たが、冬晴れで富士山はかすんでいた。散歩道には何もないので、写真は今日もお休み。ウグイスの初鳴きを聞いた。

 

 昨日は3.11 13年前の2011年3月11日想定外で未曾有の大地震が東日本の太平洋岸を襲い主に大津波による2万人を超える死者と福島第1原発のメルトダウンという復活不能の大事故が起きて、いまだに避難生活を続けている人が沢山居る。という事で、昨日は終日地震特集の1日。

 

 東京新聞ではいつもの小沢記者が囲みで1面を使って大特集「地震予測は可能なのか」をテーマで政府地震調査会のハザードマップでの「安全地帯に大地震が起き 危険地帯には地震が起きない」矛盾は科学論より政治判断で決まったからと厳しく糾弾している。また、根拠のない地震研究に巨額な研究費が投入されていること。南海トラフ地震が30年で80%の確率で来るぞとの間違った情報が安全地帯に油断を造っているので被害が拡大している。「油断を排し被害予測」を見直すべきと。的を突いて再掲されていたが、あまりに長いのでそのうちの漫画ポンチ絵だけ紹介する。

 

 

 地震予知はできるはずという事で巨額な研究費を投入して大震法なる法律を作ったが、阪神淡路を予知できずに科学的には予知は不可能ですと政府主導の大震法をキャンセルし新たに地震調査研究とトーンダウンで「地震臨時情報(注意)(警戒)」を発出することにして予知を予測にかえている。上のポンチ絵の通りだが、熊本、北海道、能登半島地震の予知が出来なかったことだけではなく、肝心な3.11地震の予知が出来なかったのが最大の汚点であることが書かれていない。

 

 いずれにしても、地震予知に関する研究が活断層やらプレート間の歪などの「かさぶた研究」の地震後知であることで「病巣の深堀研究」の予知研究ではないので、いつまでたっても予知などできるはずがない。「地震発生のメカニズム」が分かった次の段階が「地震予知研究」のはず。地震のメカニズムを後知研究で解決しようとしてもできるはずがないのが、どうして優秀な先生方は気が付かないのだろうか?地学の知識が足りないのだろう。

 

 能登元旦大地震の元凶を捕まえたとのことで「能登半島は、北側の海岸に沿うように複数の活断層が確認されています。このうち「猿山沖セグメント」と「珠洲沖セグメント」と呼ばれる2つの活断層帯について、政府の地震調査委員会は、断層の地下で地震が起こったとする見方を発表しました。 海上保安庁が海底の地形を調べたところ、断層の南東側で最大およそ4メートルの隆起が観測され、地形の変化は今回の地震で生じた可能性が高いということです。 地震調査委員会の平田直委員長は「海底地形の変化がはっきりした。ある意味証拠が出てきた。少なくとも調査がきちんとできている2つのセグメントの地下が逆断層運動をしてM7.6の地震を起こしたということが確かめられた」と述べました。

 

 

 本当だろうか?

 2000回以上起き続けていた余震発生のメカニズムは説明が出来ない。ほぼ垂直の活断層が逆断層で出来たことになるが、そんなはずは無い。どうなると終息するのかもわからない。こんなに小さいセグメントが切れることでM=7.6の大地震が起きるはずがない。地震学者さん説明が着きますか?

 

 地震調査委員会には下の情報が入っていないのだろうか?

 

 もう一つ、海洋調査船「白鳳丸」も能登元旦大地震の元凶を捕まえたらしく 海洋調査船が海底活断層の写真を公開した。同時に電気探査での断層ずれも観測していた。垂直に約1m 2か所で確認できたとのこと。下の写真では良く分からないが実際にはその通りだろう。

 

 

 

 上の地図で能登半島の先端の佐渡との中間付近で観測している半島の下の濃い青色は富山湾が深い所で日本海の拡大によってユーラシアプレートの若狭湾~関西~山陰が南進することで引きずられ、引き裂かれて富山湾が深くなっている。その先端付近の東側は伊豆衝突帯プレートであり、引き裂きは止まっている。その引き裂き現象で能登半島の北側や今観測しているした写真の赤印のウーンと深い所には板状の弱層(クラック)が出来、そこに地下200~300㎞にある太平洋プレートからのマグマが上昇し板状のマグマ溜まりが出来た。この天井付近でマグマ溜まりが水素爆発することで元旦大地震となったはず。

 水溜りが出来て活断層の隙間に入って活断層を切って地震が起きたという地震学者の仮説では余震の説明が着きません。水溜りはマグマ溜まりです。

 

 

 上の地図の赤印の所が群発を起こした震源でさらに東へ測線が沢山あるが、これは地震学者が「割れ残り」が割れてまたM=7クラスの地震が起きるぞというものだから観測調査したのだろう。無駄です。ここはユーラシアプレートではなく伊豆衝突帯プレート内であり、活断層も割れ残りできません。

 

 

 震源域に横ずれの「地震断層」があり、これが地震を起こしたという判断であるが、、折角このようなデータを見つけても解析能力、深堀検討が足りない。電気探査結果の白くなるのは温度に関係があるのだろうか?これが分かれば地震予知には有力な手段になりそう!

 

 

 

 上の図中の青線は彼らが描いた活断層(?)線であろうが、説明はない。発見された断層面はほぼ垂直とのこと。彼らが主張していた地震発生のメカニズムは下のポンチ絵のように、水溜りの水が活断層に浸み込んで逆断層で南北からの圧縮力でずれることで地震が起きるという仮説の間違いははっきりしたでしょう。

 下の図の黄色点線と爆発印と周りのキャプションは私が加筆した。震源深さは当初は「極浅い」からすぐに10㎞に変更され、2月2日の時点では16㎞となり、また最近は12㎞に変更されていた。なぜ?どこが勝手に変更するのか分からない。

 

 

 上の観測地層断面図の赤点線は私が加筆したもの地下10㎞付近でのマグマ溜まりの天井付近に溜まっている超臨界状態の水素と板状のマグマの天井付近の硫酸が900度まで加熱されると酸素を分離してこれが水素と結合して水素爆発を起こし「ドーン」と岩盤を持ちあげるが重いので吹き飛ばすことは出来ない。空間を作るだけ、出来た空間は「断熱膨張」であり急冷することで 空間を引き戻す「爆縮」を起こし、水が出来る、…いつも書いている余震のメカニズムが始まる。余震が繰り返すことで画面の白い部分はスカスカになって海水が大量に浸み込んでくる。マグマ溜まりの天井付近を冷やすことで900度まで登れなくなると酸素の供給が止まり地震は収まる。

 

 余震はだんだんと地震の伝播範囲が狭まり震源の直上だけ揺すられだけで、広い範囲への伝播が無くなると終息。今この状態であり、活断層の割れ残りが割れるなどと言う物理現象は起きません。東端の先には伊豆衝突帯プレートで地下ウーンと深い所には弱層はないはずです。

 

 画面の黄色い点線は上に書いた日本海の拡大によって引き裂かれた富山湾の北端の崖ではないだろうか?

 

 下のポンチ絵は拙ブログの2月11日に載せた震源となった珠洲市直下での元旦大地震の拙提案メカニズムです。これは今観測された断層は佐渡島との間の海底の地盤状況の電気探査で調べた結果と全く同じであり、拙仮説が正しいことが分かる。図中の左側の海底活断層という文字の下が薄青くなっているのは揺すられて岩が粉々になって弱層となり地上から海水が浸み込んでくることを示す青色をつけていた。

 

 

 以上のように拙仮説で全部合理的に説明できる。

 

 さて、今日のスケッチは千葉県の犬吠埼海岸。一番東の端。