昨日は日曜日。今年に入って日曜日にお天気の悪い日が続いていたので昨日は久しぶりのラウンドをいつもの時間にいつもの仲間といつものコースで楽しんできた。結果は100超えの104点と最悪。

 地震は青森沖で最大震度3 M=4.7 震源深さは70㎞と深い地震を観測し千葉東方沖はお休み、能登は微弱な地震が4回観測されていた。

 

 

 千葉東方沖の地震はお休みのようではあったが、デマ情報誌の賑わいは目を覆いたくなる。来るぞ来るぞと能登やら関東大震災の被災状況の写真を使って騒いでいた。その中に関東大震災での銀座4丁目の交差点の写真があり、何と液状化している。この液状化でのメタンガスの湧出が東京下町を焼けつくし、総なめして10万人の命を奪った元凶です。

 

関東大震災での銀座4丁目交差点付近(共同通信社)

中央の下にある水溜りは液状化での湧水

 

 千葉の群発地震について、週刊誌やらYahooニュースでは下のポンチ絵のような間違ってる定説のプレートテクトニクスを使ってデマ情報を出しているので、定説を造っている地震調査会が元凶となっている。彼らは地震発生のメカニズムが分かっていない。

 

 日本列島は下のポンチ絵のように4枚のプレートから出来ていることを政府地震調査会が提案している。軽くて薄い陸のプレートの下へ重くて厚い海のプレートが沈み込んでいる。しかし、陸のプレート同士、あるいは海のプレート同士がぶつかり重なるところについては明確な重なり方示されていないので太平洋プレートとフィリピン海プレートはフィリピン海プレートの下へ太平洋プレートが沈み込むようになっている。今 フィリピン海プレートと太平洋プレートが同じ方向へスピードが違って流れているとするとその間には隙間が出来る。このポンチ絵では陸のプレートはユーラシアプレートになって北米プレートとの境界が分からないので点線で示している。という事でプレートを板と仮定していると実現象を説明できないことが多い。

 

 

 そこで拙仮説はプレートは見ての通り岩であるとすれば海のプレート同士は合流することで厚さを増して伊豆・小笠原弧となって北上することで観音開きのフォッサマグナを埋めて更に隆起することで日本列島は今の形になったとの仮説を立てている。これを伊豆衝突帯プレートとして陸のプレート間に入れると大陸産の花崗岩と南海産の石灰岩の山が共存し混合し,海底火山の痕跡である枕状溶岩が随所に点在している関東甲信越地方の地盤構成を説明できる。

 などなど拙著「真因シリーズ」に詳しい。

 この地盤構成を是認すれば、今回の千葉群発地震の発生メカニズムを合理的に説明でき、首都直下地震へ成長するか否かも観測によって明らかに出来るはずです。

 

 下のポンチ絵も政府地震調査会がつくったものであるが、「千葉東方沖地震は関東大震災と同じようにフィリピン海プレート(厚さ100㎞)と太平洋プレート(厚さ200㎞)と北米プレート(厚さ50㎞)の3枚がせめぎ合っている」このことで「これらが重なって千葉の東方沖にあり、スロースリップで歪みをため込んで4~5年おきに開放することで起きる」というのがその間違い情報。

 この厚さの板状のプレートをそのまま重ねると太平洋プレートと北米プレートの段差の日本海溝は150㎞位になるが、実際は7㎞位しかないので、ポンチ絵ではフィリピン海プレートを直角に曲げたり、角を丸めたり、厚さを調整したりしてして定説の説明に合わせて歪曲して描いている。その結果、デマ情報となって「関東大震災級の地震となるぞ、準備怠りなく」と続く。

 

 

 上のポンチ絵でフィリピン海プレートの厚さが100㎞もあるので伊豆半島から房総半島までは約140㎞ありその下のタイへ洋プレートは更に150㎞下に潜り込むことになり、到底スロースリップのポンチ絵では実現象を説明できない。プレートの沈み込みの駆動力はその下にあるマントルの熱対流に引きずられて起きているのでその天面と底面では流れの速さは違っている。

 

 

 

 また、Yahooニュースでスロースリップの変形観測結果が出ていたが、陸の北米プレートが南東方向へ2㎝ずれているとのこと。

 

スロースリップ観測値

 

震源位置図

 

 どのようにして観測しているのか分からないが、このデータは信用できる。観測点が格子状になっている。

 

 しかし、地震は深さが30㎞下で起きているのでこの2㎝のずれが地震を起こす歪になっているとは到底想像がつかないし、下の震源位置図と比べるとかなりずれている。

 

 などなど、地震学者は地学の常識が無いらしく デマ情報を造っては地震が来るぞと脅すだけ。昨日の拙ブログで縷々書いたように、スロースリップなど地震発生には関係のない観測はいらない。マグマ溜まり位置と温度の観測を緊急にやってもらいたい。

 

 さて、今日のスケッチは隠岐の島 島後の卯敷海岸