昨日も冬晴れでうすら寒い1日。散歩道の桜が濃いピンク色になってきて春を感じる。左後ろに五重塔の九輪が写っている。右はサンシユウ

 

   

 

 千葉県東方沖の地震が収まらない。最大震度4 M=5.2 震源深さは30㎞。最大震度2.M=3.1 震源深さは20㎞

 

   

 

 昨日の夕方までのデータであるが、今朝開けてみたが気象庁のサイトがダウンしておりその後の地震活動は分からない。(自分のパソコンがへそを曲げたのかもしれない)

 

 これについて、Yahooニュースでは「政府の地震調査委員会は臨時の会合を開き、過去の地震活動などを踏まえ「今後も引き続き地震が発生し、震度5弱程度の強い揺れが観測される可能性がある」と評価しました。 会合終了後、平田直委員長は「今朝(1日)より強い揺れが生じる可能性はかなり高い」としたうえで、家具の固定など地震への備えを見直すよう注意を呼び掛けています。」と少し危機感が出ているが首都直下地震迄思考が届いていないらしい。

 

 その発生メカニズムについてはスロースリップと群発が交互の4~5年おきに繰り返しているいるという事で下のポンチ絵で説明していた。

 

 

 とのことで、やっと少し危機感が出てきたようだ。がしかし、的外れでスロースリップで歪みが溜まり群発で解放するという発生メカニズムは間違っている。

 

 本当に大丈夫だろうか?昨日も書いたが、この群発は関東大震災と同じメカニズムでマグマ溜まりの上昇でいわゆる首都直下地震のヒヨコが元気を出してきたと考えないとならないはず。

 

 即ち下のポンチ絵のように伊豆衝突帯プレートという仮説を入れないと群発している実現象を説明できない。

 

 

 太平洋プレートの上半分とフィリピン海プレートは合流し混ざり合って小笠原・伊豆弧を形成して火山帯となっているが、合流して北上することで日本列島の観音開きの隙間であるフォッサマグナを埋めている。その下に太平洋プレートの下半分が潜り込んで行きその隙間にマグマが生まれ 軽いので上昇する。マグマの中には太平洋の海水が浸み込んでマグマの熱で熱解離を起こして溶存しており軽くなって上昇する。これが千葉東方沖で群発を起こしているはず。マグマが小さいので海水で冷やされ酸素の供給が出来なくなると収束するが、また新たなマグマが上昇して加熱されて徐々に大きな群発を起こしているはず。深さは40~60㎞付近には首都圏直下の東京湾や千葉や茨城や埼玉などの地下にも同じマグマがあり小さな地震が起きている。これらのマグマは首都直下地震の卵であり、ゆすられて、集まり成長し深さが10㎞付近まで上昇すると首都直下地震となるはず。同じメカニズムで関東大震災は起きたはず。

 

 上のポンチ絵は関東大震災の発生メカニズムを説明するときに作ったものに加筆したものである。関東大震災は黄色の爆発印で小田原付近が震源であるが、今回は赤色の爆発印で千葉東方沖付近を中心として東京湾や千葉や埼玉や茨城県付近まで小さな地震が観測されている。

 

 これが千葉東方沖の群発で揺すられて集まり、軽くなって上昇すると深さが10㎞付近で巨大マグマ溜まりが出来首都直下地震へ成長するはず。4~5年おきに群発が起きているのは危険が迫っているはず。能登群発での元旦大地震の経験を活かさないとなりません。全く同じプロセスではないでしょうか?首都直下地震は活断層が切れてなどありません。プレートの沈み込みでの摩擦歪みなどでもありません。

 

 要観測注意であるが、気象庁の「地震が起きました。津波の心配はありません」の観測ではダメで、マグマ溜まりの位置と大きさの観測が重要だが、地震学者や気象庁は分かっていない。10㎞単位の観測ではだめで 世界規格で観測してもらったら如何でしょう!昨日は深さが20㎞であったが、今日の地震は深さが10㎞になって大地震寸前で避難の準備が出来ない。実際はマグマ溜まりは天井の岩に席を譲ってもらいながらの上昇であるはずだからせいぜい1日では10m位づつのはずだから避難でも、耐震補強でも準備の余裕が出来る。これが1日で1万メートルも上昇するはずがない。

 

 マグマの位置と大きさが分かれば浸潤している超臨界状態の水素の範囲が分かり、温度が分かれば酸素が硫酸から熱解離する時期が予測でき、爆発の時間も予測できるはずです。

 

 という事で、このような観測が出来れば、地震予知はできるはずです。

 

 関東大震災では10万人を超える死者が出ています。もし同程度の首都直下地震が来たら10万人では収まるはずがない。海岸埋め立ても進み 人口も増え 地下街やインフラも発達している。関東大震災で失われた命、それ以降の大震災でも沢山の命が失われています。その命を無駄にすること無く地震学者や防災関連の行政の諸君の「君子豹変」を期待しています。

 

 さて、今日のスケッチは隠岐の島の国賀海岸で海蝕トンネルとその奥にある高さが257mという摩天崖という垂直の岩。遊覧船で見るのが迫力があるが時間が無かったので「赤尾展望台」からのスケッチ。