昨日は朝からバカ陽気で最高気温は23℃にもなって5月ごろの陽気。日差しは無いのに何やら蒸し暑い。散歩道には半そでで歩く中年男性もいたほど。私もカーディガンは腰に巻いてハンカチで汗をぬぐいながら歩いてきた。下の写真の左は高幡不動尊のしだれ梅、右は我が家の梅。

 

   

 

 地震は能登で残り火のような最大震度2 M=2.9 震源深さは10㎞と微弱な地震が3回観測されただけ。

 

 

 政府地震調査会が開かれこの能登地震の見逃し三振を反省して海底活断層の認定やこれまでの地震ハザードマップの見直し作業を始めるとのこと。その内容は相変わらず「活断層」を調べつくして地震発生の周期計算をやり直して修正するらしい。

 

Yahooニュースでは

「政府の地震調査委員会は19日、有識者らによる部会を開き、元日の能登半島地震を受けて、陸域で発生する地震を地域ごとにまとめて発生確率などを示す「地域評価」について、公表されていないすべての地域で早期に評価を進め結果を速やかに公表する方針を決めました。

 

 

 過去の地震活動のデータから“平均的に何年間隔で地震が発生するか”という情報のみを使った簡易的な手法で、地震の発生確率を算出し、速やかに公表していくということです。」

 

 「関東大震災60年説、69年説は素通りで100年経った。周期説は間違いです」と言っていたはずですが、記憶にないようです。立川断層など10カ所以上のトレンチカットで徹底的に調査したにもかかわらず活断層は間違いで多摩川の河岸段丘でしたが、これも75日を過ぎて人の噂の賞味期限が過ぎたのですか?海溝型の南海トラフと首都直下はそのままですか?全敗のハザードマップが今から見直されても到底信用できない。これまでの全敗は想定外ですと言い訳でもしますか??

 

 「海域の活断層についても、活断層の位置や形状、地震の規模、発生確率などの長期評価をおこなっていて、これまでに九州と中国地域の北方沖の日本海南西部の海域活断層の長期評価を公表しています。

 2024年度中に公表できるものから順次公表していくとしています。 部会長で東北大学大学院の日野亮太教授は、日本海側には多くの海域活断層が存在していることを知ってほしいとした上で、「地震は国内どこでも発生しうることを念頭にして備えてもらいたい」と話しています。」とのこと。

 

 どっちもどっちの目くそ鼻くそでの小田原評定 何度でも書くが、正しい知識を持った地学者の意見も聞いて日本列島の誕生の歴史を基に見直すべきで、大昔 地震で動かされた活断層を調べても地震予知ではなく地震後知研究で地震予知研究には何の役にも立たない。地震はもっとウーンと深いところで起きるのです。地表面(海底面)の傷を調べても地震で昔ずれたところが分かるだけで、地震を起こすものではないのが分からないらしい。

 

 まだ懲りずにあの能登地震は水溜りの水が浸み込んで活断層が切れて起きたと主張を変えない。なら M=7.6の本震後2分おきに続けて起き、1か月で約1600回も観測された余震をどう説明するのですか?その前に下の図のように3年間4000回以上群発していた地震も活断層が切れたのでしょうか?1回1回活断層が切れて大地を揺らして建物を破壊する地震を起こすのでしょうか?

深さ100㎞以上深いところでの地震はどうして起きるのですか?

 1つでも説明のつかない事象があったらその仮説は間違っており、さっさと捨てて仮説を見直すのが科学者でしょう。

 

能登群発地震の震源

 

 養老孟司の「あなたの脳にはクセがある」の中にオウム真理教の教徒で医者として優秀な若者がサリンをまいたことについて「なぜ彼はサリンをまいたのか」について説明していたが、彼は罪の意識はないようで「戦後の都市型犯罪であり、少子化、環境問題がその根っこにありその悪を全く認識していない」とのこと。その話を書いたら犯罪者から脅迫状が届いたが、書かざるを得ないとのこと。

 

 地震発生のメカニズムや津波火災、液状化火災の発生のメカニズムの定説の間違いを正している自分にも同じ経験がある。T大教授から反社のような脅迫状が届いてびくついているが、書かざるを得ない。科学者にあるまじき話だがこれが、養老教授の「都市型犯罪」である。彼は犯罪だと認識していない。科学問題は人文問題ではないので答えは一つのはずだが、「少子化の現代っ子でハイレベルな学問を収めた犯罪者にこれを認識させるのは難しい」とのこと。「サリンをまいてもこれが犯罪だとの認識が無く、これを犯罪だと理解してもらうのは難しい問題である」という事は「地震は物理現象ではなく化学現象です。液状化火災も津波火災も溶存しているメタンガスの湧出が原因であることを理解してもらうのも難しい問題である」と養老先生から学んだ。

 

 これらの問題は科学の真理の問題であり確たる実現象を正しく説明できない仮説はさっさと捨てるべきであるが、彼等はそれを知りながらもこれまで作り上げた虚偽の論理に合うような実現象だけを取り上げて、説明のつかないものは「見ざる聞かざる話さざる」を続ける以外に選択肢が無い。

 

 これでは永久に解決が無い。彼らの主張する「地震予知は科学的に不可能です」は間違い仮説での話。セクショナリズムの激しい戦後教育の悪習は「都市型犯罪」であり、解決も無ければ改善も無い。

 

 が、ドン・キホーテの心意気で巨悪に無手勝流で立ち向かい、地震やその後に起きる同時多発火災や火山噴火から命と財産を守るために、何も得るものは無いけれど頑張るしかない。

 

今日のスケッチは新潟の清洲峡の柱状節理の断層に下を流れている清流。