昨日は朝から晩まで不安定な陽気で、小雨が降ったり止んだり 薄日がさしたり隠れたり、暑くなったりひんやりしたり、その上 風が吹いたり収まったりの繰り返し。今朝も何やら風音が聞こえている。

 

 散歩道には何もないが、我が家の梅がきれいに咲いていた が早くも風で散り始めている。

 

   

 

 地震は能登では微弱地震も観測されないので終息は近い。和歌山県で最大震度4 M=3.0 震源深さは10㎞と言う能登地震と同じメカニズムの地震が観測されていた。ここは南海トラフ地震の震源域であり、盛んに重箱の隅をつついている観測機器が配置されているところでの地震、だが、地震学者からのコメントは聞こえてこない。 宮城県沖最大震度震度2 M=4.3 震源深さは50㎞とこちらは第2東日本地震の卵であるがいつものように「津波の心配はない」だけ。

 

   

 

 昨日のYahooニュースで、南海トラフ地震の観測体制がいよいよ完成に近づいているようで何やらスロースリップ観測用の体積ひずみ計なる巨大な観測機器がまた1本豊後水道の大分県に増設されたとのこと。これで地上では観測されないスロースリップ地震をとらえて、南海トラフ地震の予兆をとらえられるはずとのこと。東海地方にはごっごちゃにあるが昨日も観測されている地震の巣の紀伊水道付近は観測点が無いらしい。何か無節操観測配置のように見えるが、1点でいくらかかるのだろうか?

 

 

  下のポンチ絵のように南海トラフのスロースリップを100㎞以上離れた地上の体積ひずみ計で観測しようとするのだからかなり難しそうだ。ノイズを拾うのではないだろうか?

 

 

 上の地図で、これまで設置されている観測点を数えてみると38点あり、今回初めて九州に埋められ39点となったとのこと。この観測機器の精度は奄美大島から東京まで約1000㎞あるがその距離が1㎜動いても捉えられるほどの優れものと自慢していた。猫に小判。ボーリング孔内にこのパイプが埋められるのであるが。ぴたりと密着しないと1㎜/1000㎞で測れない。深さは何メートルのところに埋められているのだか分からないが、プレートは岩で出来ており隙間もあるので微妙に観測するのはかなりの技術が必要だろう。このような観測精度で観測するので日変化や月変化の温度変化や月の移動での地球のふくらみ潮位や気圧の変化、プレート下部の熱対流、マグマ溜まりの移動、・・・などなどのごく僅かな動きとノイズを分離してからスロースリップだけを取り出し、これが南海トラフ地震の予兆であるか否かを判断しようするのがまた一仕事。何回スロースリップが観測されたら南海トラフ地震か、何度も検証してからでないと社会活動を止める警報は出せない。そのうち…本震の発生、余震が続き、あれは予兆であったのかと後の祭りになるはず。学者のお遊びで理学博士を造るのがお役目だろうか?

 

   

 

 震源に関する情報は観測しないのだろう。その大きさも、位置も、温度も、数も、最も重要な震源深さも、観測精度がなんと10㎞ 1万m単位で、10㎞より浅いと極浅、深いと20㎞、30㎞と大雑把でマグマ溜まりの大きさも位置も上昇速度なども到底捉えることができない。世界中100m単位で観測されている。しかも、時々変わってしまうので信用ならない!

 

 

 海底地震計も四国沖に51ヵ所埋めらている。太平洋全体では2枚下の地図のようにやたらと埋められており、調べてみるとまだまだ訳の分からない観測機器がいろいろと埋まってるが自分でも分からないので書いていない。このうちSNETは東日本大震災の後設置されたもので何の役にも立たない。DONETと気象庁システムとN-netが南海トラフ地震専用の待ち受け観測システム。

 下の地図のように、この90年間に1回も観測されていない四国沖での地震。卵もない。起きるはずがない。

 

 

 肝心の首都直下地震である伊豆衝突帯プレート内には観測点が無い。テリトリーが違うらしい。

 

 

 これらの観測機器からのデータは24時間365日全部気象庁に集められ地震速報を出すらしい。

 その観測室の状況も出ていた。沢山の技師が働いている。

 

 

 この観測値の異常データが出るとお偉いさんが集まって地震情報を出す。これだけの大量の観測をやっているので、月に1回政府地震調査会委員会が開かれその動向を見れ「特段の異常なし」と国民へ知らせる義務があり記者発表する。

 

 

 いよいよ南海トラフ地震が来ることがはっきりしたら総理大臣以下政治家が集まって新幹線を止め、学校を休ませ、会社もお休みの号令がかかり住民は高台へ避難することになるらしい。

 

 

 本当に大丈夫だろうか?随分金がかかっているが、役に立ちそうなのは全く見当たらない。

 

 地震は物理現象ではなく化学現象です。スロースリップも活断層もプレートの跳ね上がりも地震が起きた結果の動きで地震後知研究です。

 

 フィリピン海プレートはユーラシアプレートの下へ潜り込んでいません。ユーラシアプレートが載りあがっているのです。だから南海トラフ地震は起きません、スロースリップ地震も起きません。日本海側の山陰地方(北九州、鳥取、島根、丹後、北丹後、・・)で起きるのです。という基本的根本的な仮説の合理性、妥当性について十分検討しないで大観測網を敷いて徒労の観測を続けている。下の地図のように、これまでの全ての地震の発生メカニズムが間違っているので、地震の安全地帯だけで地震が発生し、危険地帯では観測もされていません。

 南海トラフは最危険(安全)地帯である。能登も、福井も、鳥取も、新潟も、熊本も、阪神淡路も、東日本も・・安全地帯で起きた大地震。関東大震災だけが当たったのが偶然でした。

 

 さて、今日のスケッチはメモリー満タンでお休み