昨日は一昨日のバカ陽気から一転冷えこんで北風に変わり寒い1日となった。散歩道のコゲラ君がまたコツコツとドラミングをやっていたので再挑戦で写してみた。今回は黄色いお丸をつけているが、やはり良く分からない。保護色になっており顎が僅かに白いだけでまた失敗。スマホでは無理か!我が家の庭の梅も頑張って満開となっている。

 

 

 

 地震は能登では群発の残りが続いている。最大震度2 M=3.2 震源深さは10㎞の他微弱な地震が3回観測されているがいずれも去年までの群発地震の震源域内。

 茨城県南部では最大震度3 M=4.0 震源深さは50㎞とこの地震は首都直下地震の卵であり性質が良くない。

 

   

 

 Yahooニュースでは輪島の液状化火災について何やら消防庁や東大教授は「コードがショートして着火してゆっくりと広がった」とのこと。 

 

 

 

 

 東大教授はYahooニュースによると「地震によって消防活動が一時的に阻害された点も被害を拡大させた要因に挙げている」また、「地震に伴う火災は、同時多発や強風時の危険性が広く知られている。今回は出火点が1点とみられ、しかも強風ではない状況だったが、それでも大規模延焼に至ってしまう危険性が顕在化したといえる」と意味不明の原因分析。

 

 住民へのヒアリングでは▽道路被害がひどく消防車の到着が遅れた▽断水で消火栓が使えなかった▽一部の防火水槽が倒れた電柱にふさがれ使えなかった―ことなどが指摘され、消防隊や消防団の活動が阻害されたことがうかがえる。とのこと。

 だが、「実際には輪島には来なかった津波もあの絶叫アナウンスで消防署員は逃げ腰になっていた」「近くの河原田川や小学校のプールの水を使ったが消えなかった」と消防署員の手記がある。上空からの2枚の写真では「風はないが、出火点は1カ所ではなく、複数の同時多発の火災のように映っている」

 

 彼等は液状化によるメタンガスの湧出については触れていない。彼等は知らないはずはないのだが 言い出せないわけがある!

 

 拙ブログの1月6日~14日と28日に詳細に書いているので省略するが、明らかにマンホールは飛び上がっているし、燃えるはずのないRCビルも延焼阻止の役割を果たせず、冬の北陸地方は関東地方のように乾燥しているはずは無く。風がないのでゆっくりとほぼ5万㎡もの広域に延焼し、6日間も死者の骨も灰になるほどの強い火力で燃え続けたとのことなどから、この大火災は液状化火災以外考えられない。

 震度7という強い揺れで木造家屋はほとんど能登半島の全域で倒され 寒いお正月の団欒の時間でどの家もストーブやらこたつやら電気は通っていたはず。家が倒され電柱も倒され電線は先ず切れてしまい、地震発生と同時に瞬間的に電気は切れるはず。ストーブもコンロも震動を感知すると自動的に止まる装置は付いているはず。変電所だって電気を止めるはず。

 

 だが、なぜこの輪島の朝市だけが大火になったのかの理由が彼らの分析は地震学と同様でトンチンカンで意味不明。

 

 上の地図の出火点付近でコードが激しく焼けているのを発見したので、ここが出火点であるとのことで全域にゆっくりのスピードで延焼して広まったらしい。

 だが、たとえコードがショートしても火事になるまでにはかなり長時間通電され続けていないとならない。まして 消防が付いているのだからゆっくり燃え広がる火事なら消せるだろう。バケツでも消えそう。それが消せないで風もないのにこのような大火になるなど普通の火事ではないからである。液状化で地中のメタンガスが湧出し気中に充満していればコードのショートがすぐに倒壊家屋に着火し、火事に発展する。消防が立て続けに起きていた余震や道路をふさぐ瓦礫や津波警報で活動が阻害され、消火栓の断水などが重なれば延焼を止めることは難しい。

 

 火災学者は糸魚川大火の例を挙げていたが、液状化火災と糸魚川大火はまるで違う。後者はラーメン屋が天ぷら鍋に火をつけたまま離れて油に火が回り強風にあおられ大火になったはず。

 

 火災学者らの結論は「電気火災は阪神大震災や東日本大震災でも火災原因の6~7割を占めた。南海トラフ巨大地震や首都直下地震が起きると多数の犠牲者が出ると懸念され、政府は揺れを感知して電気を遮断する「感震ブレーカー」の普及などの対策を進める。  総務省消防庁消防研究センターが15日公表した原因調査結果の速報によると、火元とみられる輪島市河井町の住宅で、焼け跡から見つかった電気配線に溶けた痕跡が認められた。この住宅では石油ストーブなど火気を扱う器具を使用していなかったが、テレビやエアコンといった電気製品は使っていた。」とのことだが、阪神淡路も東日本も地震が来れば直ぐ停電でコードには通電していないはず。

 

 阪神淡路も東日本も明治三陸もメタンガスが湧出して起きた液状化火災や津波火災です。関東大震災も、濃尾地震の岐阜市も、福井地震も、金沢地震も拙著や拙ブログでルル書き続けている通り液状化火災です。

 

 復興して通電して 始めて起きる通電火災を予防する感電ブレーカーの配布することで地震火災(液状化火災と津波火災)を防止するとのこと。まさに、トンチンカン 本当に大丈夫だろうか?

 天災は忘れずにやってくるが、連動して起きるこの大震火災の確かな原因が分からない(わかっていても言い出せない)のでは、この種人災は何度でも繰り返して大切な命と財産や、文化財も失われている。これからも人災は繰り返され 犯罪だ!

 

 さて、今日の糸魚川スケッチは昨日の弁天島の橋を渡ってさらに沖を眺めたところ。縦一2枚組の掛け軸型。