昨日は日曜日 いつもならゴルフで一休みのはずだが、朝から氷雨が降り始め午後には小雪との予報が出ていたのでドタキャン。森まゆみの「関東大震災」を読んで暇つぶし。読破した。
地震は相変わらず能登半島だけで起きておりその他は微弱なものばかり。未明の1時には最大震度3 M=4.2 震源深さは10㎞。と6時には続いて最大震度2 M=3.6 震源深さ10㎞の2回観測され、微弱なものは4回でソフトランディングで終息は近いはず。
この2つの地震の震動伝播はかなり広がっており いつもとは少し違っているが、また新しいマグマが上昇してきたのかもしれない。いつも書いているが、震源深さの観測精度が10㎞単位だから分からない。世界中どこでも100m単位で観測されているのにこの重要な地震でさえ 日本の地震学は世界Ⅰ遅れている。
森まゆみさんの「関東大震災」はいわゆる手記集で東京下町の「谷根千」地区の古老からの「関東大震災」聞き書き情報誌を取り纏めたもので、330pに及ぶ大作。巻末に平田直教授との談話が載っており、関東大震災での地震発生のメカニズムや同時多発のメカニズムに対するいわゆる間違い定説を書いているので、私には参考にならない。また大地震では同じ過ちが繰り返される。
事実 福井も阪神淡路も熊本も東日本も、今回の能登元旦大地震での被災も同じメカニズムであることで、昨年まで3年続いていた能登半島群発地震での国家プロジェクト研究の足下で起きた地震であるのに、それを予知はできないので、大震災となり、輪島では大火災となり、半島の北側は地盤隆起で復興の目途が立たない。地震学の敗北
地震発生のメカニズムが「200~300㎞の地下の太平洋プレートからの水の上昇で能登半島に下に水溜りが出来て、これが活断層の隙間に入って滑りやすくしたので総延長150㎞の大活断層が切れてM=7.6という大地震となった」との仮説であることで予知することが出来なかった。1分間に幅は10㎞(?)長さは150㎞(東京から静岡まで)の活断層が切れるという現象が起きるなど常識的には考えられない。しかも同じ活断層が当初(元旦)は1分おきに翌日は5分おきに歪みが溜まり、これが破壊して解放され、また引っ付いて1分後にはまた破壊され地震となり、・・続いて今回の地震(余震)となったなど到底納得できない。どうして割れた活断層に地震を起こすような大きな歪みが溜まるのですか?
これでは予知はできるはずがない!
更に、まだ割れ残りの活断層がその両端にあるので「同程度の地震がこの1ケ月の間に来るぞ」との予測ではあったが、空振り。今度は時間無制限のサッカーのように1年後か10年後か分からないが「割れ残り断層が割れて同程度の地震が来るぞ」は今度は空振りは無い。が新潟は佐渡では戦々恐々。下の写真は元旦大地震での佐渡の鷲崎に押し寄せた第1波の津波。
昨日の拙ブログで志賀原発での問題を提起し、再稼働については絶対に許してはいけないとルル書いたが、早速 昨日に東京新聞には 「これまでは推進派であった志賀町の稲岡町長が一転「慎重」派になって「抜本的見直し」を要求することにかえてきた」と報道していた。
その通り、頑張れ!稲岡町長。町のためだけではなく日本のため 人類のためにも再稼働を阻止してください。
さて、今日の能登半島スケッチは金沢城址にある旧石川県庁舎 今はどうなっているのか分からない。