昨日もひんやりと冬日が続いていたが、午後になって日差しが戻り少し暖かさが出てきた。庭に山になっているカイヅカイブキの剪定小枝の後始末も大変。のこぎりと剪定はさみで腕が痛い。

 

 散歩道は写真になるようなオブジェクトはないが野鳥がびっくりするほど近くで遊んでくれる。左はガビチョウが目の前にいたので写したが、逃げられた。右は満開の梅 だがらしくは写っていない。いずれも失敗作。

 

   

 

 地震は相変わらず能登半島だけが頑張っているが昨日は最大震度3の地震は一昨日の未明でのもので昨日紹介しているので省略。

 最大震度2 M=2.7 震源深さは10㎞といつもと同じで伝播の範囲は小さい。その他は微弱なものが7回観測された。震源の直上に震動伝播が無いのは不思議だ、が終息は近い!はずのピンポイント地震。

 

 

 しかし、大勢の地震学者は堰を切ったように金沢大 平松教授。政府地震調査委員会の京大防災研の宮沢准教授。東大震研の佐竹教授。静岡県立大の楠城特任教授。東北大の遠田教授、・などなどは地震発生後1か月でM=7クラス同程度の余震が起きるので注意怠りなくとのこと。いわゆる割れ残りの活断層が危険であるとの合唱が始まっていた。京大の西村教授、東工大の中島教授などは更に近畿圏迄大地震が予知されているとのご注意。

 当初は地震発生後1~2週間、その後3週間、その後1か月は同程度の地震が起きるぞと 外れても外れても懲りることなく脅し続けて被災者を逆なでしストレスはたまるばかり。南海トラフ地震はそっちのけで。

 

 

 

 


 本当だろうか?地震発生のメカニズムが間違っている先生方が、どれほど大声の大合唱でも間違いは間違い。活断層が切れて地震がおきるのではなく、地震で動かされたのが活断層でいわば結果です。地表面の動きをいくら細かく観測しても、無数にある活断層の調査研究しても地震はズーッと深いところで起きています。活断層の調査研究は地震予知研究ではなく、地震後知研究で役に立たちません。

 

 でこれまで100年 全部空振り予知などできない!ハザードマップも全部真逆!能登半島を地震の安全地帯としていたのはどなたでしたか?君たちでしょう!迷惑極まりない!

 

 大騒ぎして海洋調査船を出航させ、海底地震計やら、電磁電位計やら日本海にばらまいていたが、海底活断層の発見などのニュースなど音沙汰なし。発見したところで何の役にも立たない。いずれにしても地震後知の研究で予知には何の役にも立たないのに地震学者は大合唱団の大騒ぎ。マスコミにも責任がある。

 

 産総研の地質図で能登半島を調べてみると下の2枚のように、上はやや大きなもので、下は問題の海底活断層のクローズアップ。

 

 

 能登半島の先端と佐渡島の間には深い海溝があるが、これは糸靜構造線ですぐ南の糸魚川の東の赤い地質のとことがユーラシアプレートでその右は拙仮説の伊豆衝突帯プレートが沈み込んでいる。能登半島や佐渡島の黄色い地質は安山岩系の火砕岩。で佐渡や能登は同じ火山性の地質。今、海洋調査園が観測しているところはまさに糸靜構造線のプレート境界の右の伊豆衝突帯プレート内である。即ち、同じプレート内でなく、地質が違っているので割れ残っているという仮説は当てはまらないはず。

 能登には火山が無いのに不思議な地震が続いているなどと地震学者のソリストが歌い続けているが、能登半島に付け根にある巌門には大きな枕状溶岩があることはこのブログでの能登半島スケッチで紹介した通り。枕状溶岩は海底火山の贈り物です。

 

 

 すこしクローズアップしてみるとはっきりと海底活断層の痕跡が能登半島に北の海底に黒い線で見えるがユーラシアプレート内で止まっている。ので割れ残り説は起きるはずがない。東北大の遠田教授は上の地図のように佐渡近海にまで割れ残りの活断層が伸びていると主張していたが、無断で隣の部屋へ潜り込んではいけません。この黒い複数の断層が弱層であることで元旦大地震で南側が持ち上げられ隆起したものでこれが地震を起こした活断層ではないのです。

 西方向についても断層跡は見えない。

 

 この能登半島はどうしてできたかについてこの地質図を見ていると分かる。即ち、伊豆衝突帯プレートの北上が観音開きの扉の間を埋めて日本列島が繋がったのであるが、その際伊豆衝突帯プレートの西側は地下深くでユーラシアプレートの底部を引きずって北上した事で中央構造線や南、中央、北アルプスやこの能登半島をぐにゃりと曲げて列島から引き離したはず。その結果 富山湾や相模湾の海は深い。

 

 このような地殻構造については拙著「地震予知不能の真因」に詳しいので省略するが、地下200㎞付近には太平洋プレートの下半分が沈み込んでおり、そこからのマグマが上昇して地殻の緩いところを狙って集まり、マグマ溜まりとなって水素爆発の地震を起こしている。地下10㎞の所で比重バランスがとれて停滞しマグマ溜まりとなり、これが爆発して阪神淡路や昭和南海地震 濃尾地震 伏見地震などなど大昔から大地震が発生している。全部同じメカニズムで説明できる。ここでも、活断層(野島、六甲、根尾谷、伏見・・)が切れた(現れた)のは結果であり原因ではないのです。

 

 今回の能登半島大地震は同じメカニズムであるはずであるとすれば4mの隆起で地殻が緩み海水が浸み込んでマグマ溜まりを冷やしているので終息は間もなくのはずです。能登の地盤がゆるゆるになってしまったので 近頃は地震が起きてもその伝播の到達距離は限定的になっています。

 日本海側で1か月後に同程度の余震を起こしている新潟地震、日本海中部地震、北海道南西沖地震などとはメカニズムが違うはずです。

 

 如何でしょうか?地震学者の皆さん分かりましたか?地震予知など地震発生のメカニズムが分からない先生方には語る資格はありません。

 

 元旦大地震での隆起で地殻は緩み海水が浸み込んでマグマ溜まりを冷やしているので、早晩 終息するはず。

 

という事で、今日も準備していた志賀原発の事は また延期。

 

 さて今日の能登半島スケッチは右の金沢城と左の桜は兼六園。金沢城の屋根瓦が白いのは鉄砲球を造るためにのために鉛が入っているとのこと。重いはずで今回の地震で大丈夫だっただろうか?