昨日もまずまずの冬日。日差しもたっぷりで温かい。午後になってまだ山になっている庭の剪定した小枝のカイヅカイブキの片づけをやったり、地元自治会より依頼の「鹿島台広場からの展望」横一3枚組のスケッチを額装したり、森まゆみの「関東大震災」を読んで暇つぶし。

 

 地震は相変わらず能登半島だけ動き続けており他の所はお休み。東側の半島先端で最大震度2 M=3.1 震源深さは10㎞ と今日の未明2時であるが最大震度3 M=3.1 震源深さは10㎞ その他最大震度1の微弱地震は全部で6回観測されている。

 

   

 

 昨日も書いたが、未明の能登西の地震の震動伝播は限定的で観測エラーではない。東も同じように震央の直上だけゆれて周囲には伝播していない。3年以上続いている群発地震と元旦大地震で能登半島の10㎞以浅のプレートがぐちゃぐちゃになっているのだろうか?良く分からない。

 

 あの軍艦島も下の写真のようにグチャグチャニなってやせ細ってしまったことを見るとプレートの岩もかなりスカスカ状態になって4mも隆起したことで震動伝播が限定的になってしまったのだろうか?

 

 

 また珠洲市の若山町ではこの地震で2mの崖が出現していたことが航空写真での観測で確認されたとのこと。若山川や田圃を横切るように隆起して崖ができ川をせき止め川幅が広くなって流れが悪いらしい。下の写真で青の矢印で川幅が広がった部分とのこと。(国土地理院)

 

 

 でもこの隆起(上の写真の雪の中に東西(横)に黒い線が見えるのが断層線で下(南)側が隆起した)は明らかに断層であり元旦大地震で起きたもので、地震を起こした活断層ではない。

 

 地震学者さんが水溜りの水が活断層の隙間に入り込んですべりやすくして割れることで地震が起きるとの仮説は明らかに間違っています。今回の元旦大地震は能登半島の北側の日本海の海底での活断層が150㎞にわたって切れて起きたと言っていましたが、海底の活断層は確認されたのでしょうか?お正月休みを返上して急発進した海底調査船が観測しているはずですが、音沙汰なしです。

 

 この断層が隆起することで地震が起きたのなら近くの人(写真の中央下に農家(倒れずに残っているように見えるのはあまり激しい揺れは無かったのだろう(?))が写っているがその住民)は気が付いたでしょうが、地震の揺れは気が付いても断層の隆起はジワジワとゆっくりと隆起したので誰も気が付かなかったのでしょう。航空写真で川幅が広がっていることで分かるとは(でも、よく見つけたものですね) 活断層が切れて隆起することで地震を起こしたという仮説は間違いであることがはっきりしたはずですが、地震学者さん 反論できますか?

 

 同じことは明治の昔から言い続いており、有名な濃尾地震での根尾谷断層でさえ地震の翌朝ニョキニョキと6mも隆起したという農家の話があるのを地震学者は無視しています。自説で説明できない事象は見えない(見ない)ことにするのは科学者ではありません!

 

 今日は志賀原発の事故と液状化について書こうと準備していたが、この断層発見のニュースの方が時機を得ているので優先した。

 

さて、今日の能登半島スケッチは,昨日に続いて金沢の雪の兼六園