昨日は一昨日よりまた一段と冷え込んだ。日本海側は大雪でかなり寒いらしい。能登の被災者の低体温症がないことを祈るばかり。大雪で壊れかけている家が潰されるかもしれないがなんともしようがない。

 

 能登の地震は群発も元旦大地震もはっきりと収束に向かっており、昨日は最大震度3 M=3.0 が志賀原発の直下で起きたほか去年までの群発の残りのような地震が最大震度2 M=3.4で起きた、そのほかは微弱な地震が2回 全部で4回だけ。和歌山県でも最大震度2 M=2.8 震源深さは10㎞が観測されていた。全部おなじ兄弟地震。

 

  

 

 昨日も書いたが左の志賀原発直下の地震だけは伝播の範囲が普通ではない。震源深さがいつも10㎞だが、志賀原発直下の地震は規模の割に伝播範囲が小さすぎる。その原因は深さ10㎞と言う観測が間違っているか、放射能のモニタリングポストが壊れていたリ津波の観測がごろごろと変わるし何かおかしな現象が起きていることを考えると フェイクか?まさか!

 

 きのうのTVでは国会で能登地震の集中審議が行われていたが、何やらフェイク情報が飛び交っているらしく、野党議員が確認を取っていたが、岸田総理は志賀原発に関してはフェイク情報ではないとのこと。それなら、志賀原発の地震計が壊れて大きめの震度を出していないだろうか?

 

 いずれにしても元旦大地震は明らかに収束に向かっている。佐渡沖へ巨大な海底地震計やら電磁電位形計やらの観測は始まったのだろか?ブログで書いた通り何にも役に立っていないはず。後出しじゃんけんをしようと思っても相手がいない。

 「200㎞下の太平洋プレートからの水が滲みだして能登半島の北側だけ岩盤を一気に4mを隆起させた大地震となった」などまことしやかに言っていたが、水溜りの水が活断層を通って日本海の海底に滲みだしたら4m沈下して元に戻るのでしょうか?それなら大土木工事で4mのかさ下げ港湾復旧など必要ないのですが。そんなことは起きるはずがない!

 

 群発地震もはっきりと終息に向かっている。

 昨年の暮れまで終息しそうでも何度も元気を取り戻し繰り返し 3年以上続いていた群発地震も少しづつ震源位置を変えながら時々M=5クラスの大地震となって被害を出ていた。しかし、今年の元旦のM=7.6 の大地震のマグマ溜まりは群発地震のマグマ溜まりを合併したようで、群発地震域での地震の発生はほとんど確認されていない。時々は観測されていたが、到底群発と呼べる地震ではない。即ち吸収され合併されて大地震となって地盤を隆起させることでマグマ溜まりの上のプレートの岩は緩められ、隙間が広がり、その拡がった隙間に海水が引きずり込まれてマグマ溜まりを徐々に冷やすことで酸素を作る能力が次第に失われているのが今のマグマ溜まりの状況だろうと考えている。

 すなわち、群発地震も元旦大地震も終息の気配が見えてきた。

 

 確か地震学者が「群発地震は終息の気配がある」と言ったすぐ後に去年の5月5日の大地震が起き、12月ごろの能登群発地震特化の地震学会でも「終息の気配と発表していた直ぐ後に、まさか群発地震震源のすぐ隣で元旦大地震が起きるとは」とまたまた予知もできずにびっくりしたはず。

 

 この1週間は明らかに終息の気配が見えるのに 終息に関しては地震学者からは何の気配もない。いつも真逆だから地震学の先生方には終息宣言を出さないでもらいたい。

 

 地震発生のメカニズムも分かっていない地震学者には群発地震の終息など到底予測できるはずがない。

 

 さて、今日の能登半島スケッチはこれで最後になるが能登半島の最北端の緑剛崎(ろっこうざき)灯台。真中の石に「ここは日本列島の中心」と書いてあった。左の海岸は砂岩と泥岩の互層の洗濯岩のように見えるが、これもかなり隆起しているはずで今はどうなっているのやら?

 

 

 さて、拙小冊子「地震予知はできるはずです 火山噴火も」の最終回 昨日の続きで「結び」の後半

 

地震発生のメカニズムは大切なので繰り返しますが、

 

 地下のマグマの場所と大きさとその温度が分かれば地震が起きるのか、いつ頃起きるのか、その規模は?分からないはずがないのです[1]

 

 地震はマグマの熱で地下水が400℃を超えると水素が出来マグマの天井の岩の隙間に入り込みます。酸素は硫酸になってマグマの上に浮かんでいます。さらに高温になり900℃になると硫酸から酸素が分離してマグマの天井の岩に入っている水素と結合して水素は爆発し地震が起きるのです。地震が起き酸素と水素が結合すると水になります。一旦は冷えますが、また400℃まで上昇すると水素が生まれ、900℃で酸素ができ、また結合爆発して水になり・・・繰り返しマグマが冷えるまで、水がなくなるまで余震が何度でも続きます。どんどんとマグマの天井を砕いてゆきマグマ溜まりは上昇し、近くのマグマ溜まりと合流合体し巨大化し上昇すると大爆発で大地震となり、天井を打ち破り重なっている陸のプレートを跳ね上げ、津波が起き、断層が出来たり、崖が崩れたり、建物を破壊したり、棚から物が落ちたり、エレベータが止まったりするのです。深さは10㎞より浅くなるとマグマは900℃まで上がれないので地震は起きません。火山噴火となります。

 立法の学者は行政も司法もマスコミもその家族ともども引き連れて高速道路を「皆で渡れば怖くない」と間違い説を振りかざして我がもの顔で渡っていく。中には間違いを指摘され名誉ある地位が失われるのを恐れたのか反社と同じで脅しにかかる若い東大教授がいるのには驚愕無視。人材が唯一の資源であるはずの日本の将来は暗い。

 

 でもドン・キホーテは正義のためだけにサンチョパンサ一人を連れて巨悪に立ち向かって行かねばならない。地震や火山噴火や同時多発火災から皆の命を守るための正しい知識が知れ渡るまで。

 

 という事で、まさにタイミングよく能登群発地震が終息し、元旦能登大地震も終息してきたので、拙小冊子「地震予知はできるはずです 火山噴火も」も終了です。能登半島スケッチも持ち駒終了。

 

 能登で被災した皆さん いましばらく頑張ってこの寒さを乗り越え 一瞬でも早く復興を祈るばかり。もう大きな地震はないはずです。

 


[1] 拙著「地震予知不能の真因」(ヴイツーソリュウション社)