今日は阪神淡路大震災から29年。自分は1週間ぐらいたって現地に入って、弊社建設の基礎の被害調査に行っ来た。そこで見たのが長田町での液状化跡である砂噴射の跡だが、当時はこれがメタンガスが噴き出したとは思っていなかったので地盤支持力問題であると思っていたが、10年ほど前に地震問題の不思議について研究を続けて気が付いた。長田町のあの穴を思い出し、あの穴は同時多発火災の痕跡のはずと確信した。

 

 昨日は木枯らしは収まり穏やかな冬日が戻ってきたが、寒い。終日の引きこもりで寒中見舞いを書き終えて散歩方々郵便局へ出かけてきた。散歩道にはあまり見かけない若い人で賑わっていたが、正月は終わり日曜日でもないのに不思議な人たち。

 

 

散歩道には去年から1輪だけ咲いているラッパ水仙がまだ寂しく1輪だけ頑張っている。

 

地震は能登半島では最大震度3 M=3.5 と最大震度2 M=2.9 の2回の他は最大震度1の地震が全部で8回とかなり減衰し終息の気配が見えている。

 

   

 

東大だか気象庁だか良く分からないが、待ってましたとばかり、、昨日書いた割れ残りの活断層F42 の調査のためと今回の海底活断層を調査するために海底調査船「白鳳丸」が大量の海底地震計やら海底○○計やらを積んで東京港を出帆したとのこと。F42は今回の元旦大地震では動いていないことが確認できたが、これが動くとまた日本海沿岸では大津波の被害が出るはずであるとのことで調査が始まるらしい。

 

 

 

 

 よくそんな器材が準備されていたものだと感心する。さすがに地震大国の日本は世界の地震学をリードすると自負しているようだが、こんなすばらしい専用調査船迄あったとはこれも感心する。

「猫に小判」とはこのことで、そんなバカな調査をやっても何もならない。また血税をどぶに捨てに行くだけ。東日本大震災の後すぐにあの広大な太平洋に大量にばら撒いた地震計やら○○計やらは何か役に立っていますか?南海トラフ地震や首都直下地震を待ち受けている観測装置が何か役に立っていますか?24時間365日観測が続いているらしいが。

 

 今回は割れ残りのF42断層調査で佐渡沖の方にばらまくらしいが、そんな余裕があったら救援作業や復興のために隆起した海岸線の港湾建設やら海岸道路建設のための調査の方が役に立つ。

 

 このブログで書き続けているが、元旦大地震は去年までの群発地震のマグマ溜まりが固まってきたので、その北側に板状に出来ている弱層の中に新しいマグマが溜まりが出来、超臨界状態の水素が板状マグマ溜まりの天井付近に溜まっていたところに、マグマが上昇しこれが900℃迄熱くなって硫酸が熱解離したことで酸素が供給され水素と結合したことで大爆発して大地震が起き、深さ10㎞以浅の岩盤を一瞬持ち上げたことで津波を起こし、弱層の海底断層のある半島の北側だけが斜めに隆起し、岩盤が緩められて隙間が拡げられ、その隙間に海水が浸透し、マグマ溜まりを冷やし、硫酸の熱解離を止めることで酸素発生が妨げられ、急激に終息に向かってきた。はずです。

 

 昨日の地震も古いマグマ溜まりに西側に出来た新たなマグマの再熱解離での余震であり、古い巨大なマグマ溜まりの隣であることでゆっくりと冷えていくが、佐渡沖の板状マグマ溜まりは急激に温度が下がり地震の回数は減少、減衰してきている。はず。

 

 海底の水溜りを見つけるやら海底活断層を探すより先に群発地震と元旦大地震の発生メカニズムの仮説の見直しが重要でしょう。活断層は地震が起きて動かされた崖崩れと同じものです。しかも糸靜構造線の西側までで、東側の海底活断層は性格が異なっているはずです。

 

 いつも書いていますが、活断層は地震が起きた結果で崖崩れと同じです。そんなことを調べに行っても地震予知研究には役に立ちません。これまでも日本中にある活断層を調べまくりましたが、予知に役立ったでしょうか?大震災は全部地震予知の安全地帯で起きていていることに反省は無いのですか?地震が起きて出来るのが断層で、活断層調査はすなわち地震が起きて、こんな活断層が出来ましたという地震後知研究だけです。

 

 大観測網を敷いて国家プロジェクト研究で大金を投入して、すぐ足下で起きた元旦大地震を予知できないで あの大被害を防止できず反省がないらしい。また同じ轍を踏んで血税をどぶに捨てに行くとは呆れたものだ!今回は「未曾有」や「想定外」という言葉を聞かないが「日本海側には沢山の地震が起きている」などと物知り顔で言っている。それなら北陸地方は「地震の安全地帯」など宣言しないでもらいたい。地震の安全地帯であることで日本の重要産業の精密工場群が誘致され沢山あるらしいがこれらが全部被災して部品調達が滞って産業が止まっているとのこと。地震予知の間違いでの大損害は能登半島だけではない。

 

 地震学者の定説 特に西村説の水溜りの水が活断層の隙間へ浸み込んで活断層を滑りやすくして押されて割れることで地震が起きるとの仮説ではなく、観測されているといわれている水溜りはあくまでも高温ドロドロのマグマ溜まりで、その天井付近にはマグマ内に溶存していた水が熱解離を起こしてヨウ化水素となって400℃くらいで超臨界状態の水素に分解して天井付近のマグマ内やプレートの岩に浸み込んで広がっている。その下には酸素が硫黄と結合して硫酸となっているが、これが900度くらいになると熱解離を起こして酸素を放出する。これがマグマ内の超臨界状態の水素と結合することで水素爆発を起こす。

 

 このことを西村説は活断層に水が浸み込んでと言っているのではないですか?

 

 さらに爆発でマグマ溜まりの天井を持ち上げて出来る空間は断熱膨張で急冷することでマグマの天井を引き戻す。持ち上がった次の瞬間に瀑縮が起きて地震となる。水になり、熱解離で酸素と水素になり、爆発瀑縮で地震となり、・・・このことは何度も書いているのでまるで余震と同じ。

 

 活断層が切れて地震が起きるのであれば数千回も切れている活断層に歪みが溜まるはずはないでしょう。彼等にはこの事実は都合が悪いので見えないことになっているらしい。

 

 如何ですか?地震学者の皆さん 水が活断層に浸み込んで割れて地震を起こした というのではあのM=7.6の大エネルギーは出ません。

 

 液状化での被害がひどいのは かほく市の内灘地区とのこと。この内灘地区はいわゆる潟湖(せきこ)跡で海岸砂丘の裏に出来た河北潟の埋め立てでその地質は有機物が堆積している粘土と火成岩の砂で大量のメタンガスが溶存しているはず。これが地震で揺すられ砂と地下水と一緒に地表に湧出して地盤支持力を失わせガタガタになったはず。たまたまメタンガスに着火しなかったので大火は免れていたが、輪島の朝市と同じ大火になる危険性が十分あった。この不幸中の幸いを「お手本」として後世に伝えるべき重要な現象です。

 

 新潟も福井も金沢も酒田も同じ潟湖で被害を受けて同時多発の液状化火災で街が失われた大震災となっている。

 

 

 

さて、今日の能登半島スケッチは昨日の「ランプ村」の半島に反対側から白山連峰を見るポイントがあり、その風景をスケッチした、海は富山湾。描いてはいないが、画面の左側のがけ下が「ランプ村」左の岩は凝灰岩。

 

 

 今日も長くなってしまったので連載の「地震予知はできるはず 火山噴火も」はお休み。