昨日は午後から晴れるとのご託宣ではあったが、さにあらず午後になっても日差しはもどらず今にも雪になりそうなうすら寒い1日。お散歩はお休みで久しぶりに晩酌をいつもの蕎麦屋に出かけていただいた。地元自治会より依頼の鹿島台広場の展望台からのスケッチを完成させ、寒中見舞いの原稿を書いて暇つぶし。

 

 地震は能登群発が続いている。最大震度3が能登半島の北で3回観測されていた。19時にはM=3.2 震源深さはごく浅い。と18時にはM=3.6 震源深さは10㎞。その他震度2以下の地震は1時間に2~3回と減少している。鹿児島の北の八代海でも最大震度2の地震と最大震度1の地震が2回観測されていた。こちらは熊本地震のマグマの残りマグマの爆発。

 

  

 

 能登半島地震は避難者の救援に関するニュースが席巻しており、群発地震のメカのニュースがあまりない。便乗組か地震学者の顔見世か同じような間違い仮説で南海トラフ地震までつなげてデマ情報を出している。

 

 しかし、群発はその様相が変わってきているように見える。一昨日は志賀原発の直下で2回観測されていたが、昨日は上の地図のように半島の北側沿岸で観測されていた。これまでの群発地震は下の図のように能登半島の西の先端部分が中心で、元旦の大地震はその北側の板状のマグマ溜まりが震源になっているので、並べてみると、これまでの震源での地震とは少しずれて起きている。即ちこれまで群発のマグマ溜まりは冷えてきて熱解離を起こす能力が無くなってきたのではないだろうか?もしそうならば終息も見えてくるのだが。元旦地震を含めてこの数日の地震の震源位置はその周りに新しく上昇してきた小さなマグマ溜まりでの地震のように見える。

 

 

 

 もし、そうだとすると昨日も書いたが、志賀原発直下で地震が頻発している地震は元旦前の群発マグマの周囲に生まれた新しいマグマと板状の元旦大地震の西の端のマグマは同じものでもある。この同じマグマ溜まりでの地震がまさに志賀原発を狙い撃ちで成長が早まるのではないだろうとかと気味が悪い。

 しかも、元旦地震では付近一帯は隆起して100m位海岸線が広がったらしいが、立ち入り禁止で入れないだろうが原発の取水口は大丈夫だったのだろうか?設計地震力を超える加速度で配管も破断して、冷却用のオイルが大量に漏れて電源も失われたとのこと。半島という特殊な地形でもあり、今回の地震でも孤立している集落がまだ沢山あるとのこと。もし志賀原発が福島第1のような事故になったら、道路は寸断され、港湾も隆起で機能を失い、住民は避難する術を失うことになる。

 

 とにかく、マグマ溜まりの直下に原発があるという事は原発の安全性は全くない。現在も太平洋プレートからのマグマは上昇を続けており、まだ小さいのがちびちびと大きなマグマ溜まりの周囲に登って小さな地震となっているが、これが次々と集まり溜まると大きく成長し、またドーンと大爆発して大地震となり、活断層を切って崖が生まれ原発の建屋群は移動したり不同沈下が起き、電源を失い、配管がちぎれ、冷却できなくなって水素爆発を起こすはず。現在は不幸中の幸いの点検中で稼働していないらしいが、修復点検しても根本的にマグマ溜まりは避けてくれそうにないし、立地やら地形やらも変えることは出来ないし、設計加速度を変えることも出来そうにない。

 

 地震発生のメカニズムを知らない地震学者が「能登半島は地震発生確率は低い安全地帯である」「能登半島には火山が無いので地震は起きないはず」との間違い知識で志賀原発建設を認可して造られたのだろうが、火山が無くても温泉が沢山ある。温泉があればマグマ溜まりがあるはず マグマ溜まりがあれば地震が起きるはず。家庭版の日本地図帖を見て下の地図の赤丸で囲ったようにたくさん温泉があり 地質は火山灰の固結した珪藻土で七輪の産地でもあるので、地震が起きて当然。昔からかなり沢山地震があり被害も出ている。志賀原発は温泉に囲まれている。

 

 活断層が地震を起こすのではありません!マグマが爆発して地震を起こし、活断層がずれたり、家が壊れたり、地すべりが起きたり、津波が起きたり、火事となったり、・・・。温泉を温めるのもマグマの熱です。

 

 志賀原発はそのまま廃炉以外の選択肢はない。

 

 

 さて、拙小冊子「地震予知はできるはずです 火山噴火も」の昨日の続き。

 

以下は液状化でのメタンガス湧出によって起きた同時多発火災で10万人の人が失われた現場の羅列。

 

図70 岩崎邸の清澄庭園 (震災当時はジョサイア・コンドル設計の洋館が中央にあり、大木と大池の庭園で近所の人は避難に集まったが、殆ど焼け死んだ)縦一5枚組の超大パノラマで描いたスケッチ。

 

図71 避難場所に指定されていた 清澄庭園と安田庭園の池での死者 焼け死者の浮く池の中から液状化によるメタンガスがブクブクと湧いているのが分かるがクローズアップすると気味が悪い。

 

 

図72 安田庭園 池には死屍累々。

 隣の旧陸軍被服廠跡での火災旋風でとばされ失神した人が落ちたところがこの安田庭園の池の中。 気が付いて生き延びた人の手記もある。 

 

 

図73 両国の火災での焼け野原 左奥は旧国技館(今はない)手前にははっきりと液状化の跡が写っている

 

今日のお花はソバナ