昨日もはっきりしないぐずついてひんやり寒い1日、時々弱い日差しがあると暖かくなるが風は冷たい。

 

 阪神淡路から早くも25年とのこと、当時自分も地震発生後半年くらいたった後駆けつけ、被害の状況やら、その後の淡路島の野島断層などの見学へ行ったものである。その頃はまだ活断層が地震を起こしたと信じていたが、今は違う!活断層は地震で動かされてできたもの。震源ははるか10数㎞深いところでの火山爆発であり、野島断層はせいぜい20mの深さまで。

 

 たくさんの死者が出たのは、液状化や海岸ヘドロの揺籃で発生したメタンガスに火がついて木造密集地帯の長田区が大悲劇となった。消防が間に合わない!

 

 昨日は何やら海上保安庁の若い研究員が南海トラフ海域で7か所のスロースリップを観測したとの発表がNHKで報道されていた。スロースリップと南海トラフ地震との関係は分からないが、大きな地震の前兆であるとのこと。千葉房総沖でも観測されており首都直下地震の前兆かと脅している。本当のはずはない!

 

 これまでは東大震研か京大かあるいは東北大学の教授がリードして発表していたが、どういうわけか海上保安庁の若い研究員の発表になっている。確か国家プロの研究で東大震研がリードしていたはず。

 

 その余の時間は一昨日読み始めた鎌田京大教授の「富士山噴火と南海トラフ」を読み終えた。結論は「知識は力なり」とフランシスベーコンの言葉で締めくくられていたが、その前に「正しい」という言葉が抜けている。「正しい知識は力なり!」

 

 さて。今日の山梨県低山ハイクスケッチは昨日に続いて七里岩。右奥が韮崎の市街。