これまでの人生で、初対面の相手に、顔をジーっと穴が空くほど見つめられ「あなた、何者?」と 言われた事がありますか?

 

なぜか、うんとインパクトのあるケース。いつものように自転車でお城前を漕いでたら、「こっちこっち…、上がってらっしゃい」と手招きされて、クリーニング屋の2階に通されました。(我・大家さんも、1階を 瓦工場に使っていたけれど、このクリーニング屋さんも、メンバーの大半を覚えていて うんと親切だった)

 

すると突然。後から入ってきた メンバーが、たぶん 農学部のクラスメートか部活関係だと思うけれど「あっ、この子。知っているっ!」と叫び ジーーーっと 穴が空くほど見つめられ、次に出た台詞が 目を見開き「あんた、何者?」でした。

 

曰く。「ずっと、見る度。謎だったの 生協の食堂で イケメン達 ゾロゾロ連れて 歩いてる子じゃないっ!」対して 私。「あれは クラスメート。実験中 一緒に食べるのは当たり前。でも メニューによっては、30秒で完食するので 呆然な仲間達っ!」

 

確かに、生協の食堂で、鬼瓦顔の合気道部の子に「お母さ~ん♡(アパートの常連さん達につけられた渾名)」と叫ばれ 全員が一斉に振り向いて 恥ずかしかった事もあったナ…照れ

 

重ねて訴えるには「あのぅ…我校の 密かなアイドルも居るの。よろしく。そのレベルが 続々…って、どういう訳っ!」

 

たしかに 新入生の頃。ややこし系(多分、政治か宗教関係)先輩に 絡まれて困っているところを助けてくれ「また お前か。この季節になると湧いてくる困った奴。今日は 散れっ!」と一喝し 追い払ってくれた 学部の先輩が 渾名はドン。(父君が 警察の うんと お偉いさんで、風貌もド迫力っ! だったけれど、実際。喧嘩上等 負け知らず伝説の方だった)

 

その先輩のドン  曰く。「でも、不思議だよなぁ。試験で集めたのに なんでこうも 毎年。似たような連中が集まるっ?! 俺の学年は モンスターで、あんたの学年は ジャニーズ。ウチの連中には 中学の時、相撲部屋から 勧誘がきた奴も居るぞ」と ガハハ笑いしていたけれど そういう事だったのですね。

 

更に 畳みかけ「あのぅ…私でさえ、この部屋に通してもらうのに、1年かかったのよ。“呼ばれた”なんて、許せないっ!…と、詰め寄られた時には、タジタジ。たぶん彼女。ある種 カリスマ的存在だったのかもしれませんね。部活に熱中し過ぎて、単位を落として再履修に来た先輩達が、ことごとく 後で知る 名物キャラだったとは 不思議な偶然です。

 

その後 よく遊びに行ってたのだけど 最後の思い出は「お弁当を作ってくれた」事でした。何かを察した先輩は「今晩は ここに泊まりなさい。明日の早朝。お弁当を作る予定があるので あなたの分も作る。返すのは 何時でも良いからね」。で、目覚めた時には、お弁当箱が ひとつ 机の上に 残されてました。

 

(写真。左は 先日紹介の最初の下宿仲間で 1番右が私。右は 教室の風景。スカートが私)ずっと通った中高時代。特に 高校・最後のクラスでは、教室に 60名近い生徒が居たので、その半分しか居ないのに 驚いた!)

 

 

また、もうひとつのケースは 先日。囲まれていた カップルの関係者だけれど、これは、その後、諸々を激変させた出来事に繋がるので、続きは、また… 照れ