とあるLANでは、複数台のノートPCとプリンタが接続されています。


プリンタは、

固定IPアドレスで設定します。


ノートPCはIPアドレスを自動取得できるように設定します。


すると、ノートPCがプリンタのIPアドレスと、同じIPアドレスを誤って取得してしまうことが起きることがあります。繋がらなくなる原因となります。


これを回避するにはどうしたらいいのか。


解決策

プリンタのIPアドレスには、

ローカルアドレスの範囲内で、なるべく高いほうの値を選定します。

サブネットマスクが255.255.255.0

かつ、

デフォルトゲートウェイが192.168.10.1なら、

プリンタのIPアドレスは、

192.168.10.254にしたらいい。


理由は、

IPアドレスを自動取得するように設定されているパソコンには、若い方のアドレスが割り振られやすいから。

プリンタのIPアドレスを192.168.10.2や192.168.10.3など、若い方のアドレスに設定しちゃうと、ノートPCなどのIPアドレスと被りやすい。

だから、プリンタの固定IPアドレスは192.168.10.254のように、高い値に設定するほうがいい。


プリンタがもう一台あるなら、

192.168.10.253に設定しよう


何らかのサーバがあるなら、それは

192.168.10.252に設定しよう


こんなふうに、固定アドレスは、高い方のアドレスから順に割り当てるといいです。

これだけでも、IPアドレスは被りにくくなります。


ルータに、

IPアドレスを自動取得される場合の、割り当て可能な範囲を決められる機能があるなら、

値が大きいほうは、プリンタやサーバに占有されているのだから

それら予約済みのアドレスが選ばれないように、範囲を狭めてやるといいです。