今日は山の斜面にあるお茶畑の寒冷紗の設置をしてきました!
お茶は寒さで霜がつくと味がかなり落ちてしまうのですが、その防霜の役割としてお茶の上を黒い寒冷紗でおおいます。
また、お茶を覆うことで日光に必要以上に当たることを防ぎ、うまみ成分のアミノ酸テアニンが紫外線で渋味のもとカテキンに変化するのを防いで甘味やうまみを増す効果もあります。
日陰に強い品種でないと被覆するのは難しいそうです…!
お茶の防霜には大きく分けて、私たちが作業してきた被覆法、一般的なお茶に使う送風法、散水氷結法の三種類があります。
送風法は、お茶畑の上の高い位置にファンを取り付けファン付近の暖かい空気を、温度の低い地表付近に送る方法です。
散水氷結法は、チャノキの周りに水撒きをしてあえて周りを凍らせることで中の葉に霜をつけない方法です。かまくらと同じ原理で、氷の中が0℃以下にならないのを利用しています。
作業している中でチャノキの新芽が出ているのを見つけ、着実に育っているのだなと感じました!
お茶には「一芯二葉」という言葉があり、一番茶は新芽の先の芯芽とそれから数えて4~5枚目までの葉を収穫します。
一番茶の元になる葉と芽が見られて少し感動しました。
作業からの帰りに、荒茶作りをする工場も見学させていただきました!
想像していたよりも大型の機械で、蒸したり乾かしたりの行程がたくさんありこのようになっているのかと驚きました。
お茶を揉む機械も見せていただきましたが、70年前の機械も今の機械も動力こそ違えど、基本的な構造は同じで昔からお茶の揉みかたが確立されていたのだなと感心しました。
寒冷紗の設置が終わったあとは、農家さんのお宅でお茶に関する本を貸していただきお茶について少し勉強しました。
静岡県が出している子供向けのお茶辞典が、お茶初心者の私にとってはわかりやすくまとまっているなと思いました。
本を読み進めていくと、自分が今まで行ってきた作業がお茶にとってどんな意味があるのかがわかるようになりました!
明日からの作業も、自分がお茶栽培のどこに関わっているか気にかけてみたいと思います!
明日が折り返しですが頑張りたいです!
M.F.
