4月29日午後,久々の勝利を味わいながら翌日の予告先発を見てみるとまさかの『進藤』.
GW中盤に差し掛かって
・10連戦でなるべく投手を使いたくない
・今永を中5日で使ったツケが回ってやりくりが苦しい
・翌日は雨予想
と色々な要因が重なったとは言え,あまりにもアカラサマな采配だったのでこの先がちょっと不安になった.
っと言うのも,最善手の一点突破を狙うような視野の狭い考え方になっているのではないかと思えたからだ.
29日午後,翌日の試合開催が微妙な状況でベイスターズが取れる選択肢は
(1)ローテーション通り大貫を中5日で登板
(2)進藤を先発起用
の2通り.
これと雨の状況を掛け合わせた4通りを比べてみると,
進藤を先発に起用して,試合は雨中止
がベイスターズにとって他の3つに比べて圧倒的に都合が良い.
こうなると,何といっても試合が中止になって選手が休めるし,進藤を起用しておけば先発投手のスライド登板をさせない方針のベイスターズは大貫の先発を飛ばして更に1週間も大貫を使えない状況を回避できる.進藤に先発調整させても中継ぎ投手なので痛手は少ない.加えて,翌日中6日で大貫を使えて開幕当初のローテーションに戻せる.
しかしながら,学生の時に習ったミニマックス定理(鞍点定理)によると「最悪の状況になる確率を最小にするような選択が最善の選択」とのこと.
負けが込んでいる状況なので打破するために雨でも最大限利用してやろうという気持ちも解からないではないが,ココには
「雨が強くならず試合は予定通り開催」
という可能性の検討が些か欠けていたように感じる.
実際そのようになってしまって,投手を6人注ぎ込んだ上に惜敗してしまったのは周知の通りで,それも一旦勝ち越してしまったばっかりに所謂「勝ちパターン」の投手を疲弊させてしまうというかなり悪い状況になってしまった.
とは言え,三浦大輔ピッチングコーチの今回の選択を『なってない!』と断罪する気にはならない.
寧ろペナントレースの序盤にこのようなチャレンジをして失敗を経験しておいて欲しいとも思っている.
ペナントレース序盤では無難な采配しかせずに終盤で大勝負を掛けて失敗するよりよっぽど良い.
その方が最悪の状況になる確率が小さくなるような気がするのだ.
三浦大輔ピッチングコーチには最善のサドルポイントで手綱を捌いてほしい.