その時僕はある申し込みをするために料金の確認をしていた。
ある程度は調べてから行ったので金額は想定できている。
念のために説明を受けた。
すると料金の説明が少しおかしかった。僕が想定していた金額よりも高くなっていた。
おそらくケアレスミスであろう。
そこで僕はいつものように優しくミスを指摘した。
するとその担当の方は照れ笑いを浮かべながらこう言った。
「すみません。私ウソついてました。」
思わぬ答えが返ってきた。
普通なら「すみません。間違えました。」で済むところをこの回答。まるでジミー大西のギャグのようではないか。
だけどその時は笑えなかった。
テレビでジミーちゃんが言っているのなら笑えるのだが、この時は笑えなかった。
なぜこんな言葉の使い方をするのだろう？
「嘘つきは泥棒のはじまり。」などと親から伝えられ、ウソをつくことは罪悪感を伴うことだと思うのだが、その担当の方はこう言った。
そんなにこの人はしょっちゅうウソをついているのか？
ひょっとして「せんみつ」なのか？
「嘘から出たまこと。」ならば料金は高くなってしまうのか？
決してその担当の方に悪意があったわけではないだろう。
僕自身もそんなに悪い気はしていない。だけどなんかひっかかる。
そもそもなぜそんな無用な言葉の使い方をするのだろうか？
いい対応をしていただけただけにもったいなく思ってしまう。
日本は言霊信仰の国だ。
言葉には力がある。そう信じられている国だ。
僕自身はNLPに携わっていく中で言葉の力を感じ、そこに魅力を感じた。
だからこそ気になってしまう。
口に出した言葉には力がある。
自分自身を奮い立たせたり、相手を勇気づけることができる。
その反面自分自身を貶めたり、相手を傷つけてしまう諸刃の剣でもある。
だからこそ使い方を誤らないように気をつけたいと思うのだ。
とは言え僕もまだまだ未熟者。
うまくない言葉の使い方をしてしまうこともある。
今回のこの件を経て、さらに気をつけていこうと気持ちを引き締めた。
これはUSOではなくUFO。
はたらくために悩んでなんかいられない！
せんみつと聞いてせんだみつおを思い出したアナタとAdjustment！
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