びわ湖の散歩道 〜目線を上げよう〜 | 敷居の低いNLPerブログ 〜Adjustment 村川圭一 公式ブログ〜

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NLPトレーナーでありカウンセラーでありコーチでありコンサルタントであり夫でもあり父親でもある男の日々ブログ。
自分がムダだと思わなければ、すべてが有意義だ!
さあアナタも、自分らしく自由に生きよう!

僕の息子は週に1回、アイススケート教室に行っている。
同じ小学校の同級生も参加しているせいか、楽しみながら通っているようだ。



僕は息子の付き添いでスケートリンクへと通う。
アイスアリーナと名付けられていることもあって観客席があるので、息子が滑走している間は観客席にいることになる。
時に息子が滑走しているのを見下ろしながら。時に本を読みながら。時にPCでの作業をしながら終わるのを観客席で待っている。

僕の息子は上手く滑れるかどうかでいうと、回答に困るレベルだ。
抜群に上手いわけでもなく滑れないわけでもなく。全体の中ではやや上手い方のクラスにいる。

そんな息子を観察しているとあることに気づく。
上手い子と比べると明らかに足をかく回数が多い。優雅ではなくちょこまかと滑っているように見える。滑るというよりは氷の上で歩いているかのような印象を受ける。
体重が前重心となり、たまにつんのめっている。足の動きの割にはスピードも出ない。

そこで僕は息子に声をかけた。
「目線が下がって下を見てるから、目線を上げて前を見よう。」と。

このことは自動車教習所に通われたことがある方なら分かるだろう。
目線の方向に車が進むから、曲がるときは曲がりたい方向を見るようにするようにと教わった経験があるはずだ。

すなわち目線が下がって下を見ているからスムーズに進むことができないのではないかと思ったのだ。
目線を上げて背筋を伸ばして胸を張ろう。それが前に進む時の自然な姿勢だから。

その内に息子の滑りがややスムーズになった。
今まで下ばかり見て滑っていたから、急に目線を上げるのは恐怖感があるかもしれない。
だけど、その内に目線を上げて滑ることに慣れれば優雅に滑れるような気がした。

実はこのことは生き方とも深い関係がある。

自分の目線を時間軸だとして、自分の足元を現在だと考える。そして前方が未来だと考えてみよう。

下を向くということは自分の足元、すなわち現在を見るということだ。
現在を見て現状を把握することはいいことだが、うまくいっていないときは原因を追求しようとしてしまわないだろうか。うまくいっていたとしても動きを止めることにはならないだろうか。
そうすると望む将来を見ることができない。望む将来の自分の姿を思い描けなくなる。

人間は目線の方向に進む。
ならば望む将来の方向、すなわちゴールへ目線を向ければゴールへ向かうことができるのではないだろうか。
ただ目線を上げるだけではなく、しっかりとゴールラインをイメージすることで、目標が達成でき夢が叶うのではないだろうか。

僕が学んだNLPは、従来の心理学がある症状の「原因」を追求し解決しようとしていたのに対して、ある「結果」を手に入れることにフォーカスしている。そして高い効果を上げている。
そんなNLPを学んだからこそ、このような発想に至ったのだと思う。

果たして自分はどうだろうか?目線を上げているだろうか?
息子に「目線を上げよう。」と言った後で、自分に対しても「目線を上げよう。」と言っている僕が、手がかじかむほど寒いアイスアリーナの観客席にいた。

はたらくために悩んでなんかいられない!
このコラムを読んで目線を上げて背筋を伸ばしたアナタとAdjustment!
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