果てしない闇の向こうに oh oh 手を伸ばそう
誰かの為に 生きてみても oh oh Tomorrow never knows
心のまま僕はゆくのさ 誰も知る事のない明日へ





東北各地が震災に見舞われた直後新しい命が次々誕生している。


 地震により分娩(ぶんべん)室が危険な状態となったため、震災後は別の診療科の診察室に分娩台を持ち込み、分娩室代わりに使用している。病室も使えず、出産後の母親は、廊下に敷かれたマットで体を休めている。それでも新生児たちは、母親の腕の中に抱かれ、ある子は大きな鳴き声をあげ、ある子は安心した様子で眠りについていた。


 「頑張って生まれてきてくれてありがとう」。青葉区の看護師三塚美世子さん(33)は、まだ羊水の残る長男を抱き、そう語りかけた。誕生は12日午前0時13分。懐中電灯に照らされたわが子を見て、安堵(あんど)の笑みがこぼれたという。三塚さんは前駆陣痛のため、自宅で横になっていた時、地震が発生した。経験したことのない大きな揺れに、長女(3)をかばいながらテーブルの下に隠れた。揺れが収まってから、家族と近くの小学校に避難し、車の中で暖を取っていた際に陣痛が来た。病院は急病人や帰れなくなった人で混雑していた。エレベーターが使えず、陣痛をこらえながら暗い階段を7階まで上った。すぐに分娩(ぶんべん)室に通された。暗闇で感じる余震は強く感じた。助産師が「大丈夫。お産に専念して」と声をかけてくれた。産声を聞き、ようやく不安が消え去った。三塚さんは「支えてくれた助産師と医師に感謝している。生涯忘れられない日になりそうです」とほほ笑んだ。
 

大阪府大東市の会社員増川由梨さん(27)=宮城県富谷町出身=は陣痛室で震災に遭った。ベッドが大きく横にずれるほどの揺れ。「怖かったけれど、絶対元気な子を産むんだという気持ちになった」と振り返る。
 長男は12日午前2時40分に誕生。「こんな日に生まれたのだから、丈夫な子どもに育つはず」と増川さんは笑顔を見せた。


「こんな日に生まれてくるとは思わなかった」と話すのは、地震翌日の12日に出産した釜石市大只越の土橋寛子さん(29)。地震で被災した自宅から近くの寺院に避難、日付が12日に変わるころ、陣痛が始まったという。「どうなるんだろう」と思っていると、すぐに市役所の職員が救急車のある場所に案内、同病院に搬送された。
午前8時58分、無事3314グラムの元気な女児が生まれてきた。名前はまだ決まっていないが「多くの人につないでもらい、生まれた命であることが分かるような名前にしたい」という。

 東京都品川区の大谷小織さん(31)は、里帰り出産のため実家のある大槌町に戻っている最中に被災。翌12日夜に実家前の山から火の手があがり、逃げようと相談していたところで陣痛が始まった。弟が運転する車に乗り込み、別の患者を搬送する救急車の後ろに必死でついていった。釜石市までのルートは何カ所も通行止めに。それでも何とか病院にたどりつき、女児を出産した。今回の地震では、大谷さんのいとことその子供4人、さらに祖母が津波に飲み込まれ命を失った。「そんななか、この子が生まれたことを、みんなが喜んでいてくれた」と、優しい笑顔でわが子を見つめる。

 地震前に出産し、その後家族と連絡の取れない人たちもいる。川崎知恵さん(27)は9日に男児、紫久伶(しぐれ)くんを出産。地震発生後、夫と連絡が取れなくなった。それでも、「まずは、地震でなくなったミルクやおむつ、子供服を何とかしないと」と。川崎さん。「夫は生きていると思っている。そう思わないと」と力強く話した。

青森県八戸市河原木の主婦、今己知(みち)さん(32)は12日早朝、停電に見舞われた市内の病院で男児を出産した。暖房の切れた院内は冷え込み、余震が続く環境の中での新しい命の誕生だった。陣痛が始まったのは12日未明。すぐに夫博一さん(35)の運転する車で暗闇の道を病院へと向かった。小雪が舞う中、午前4時過ぎに病院に到着したが、発電機がないため院内は真っ暗。電動式の分娩(ぶんべん)台も動かないため、背中部分に枕を置いて角度を作り、看護師が手にした懐中電灯を使っての出産が始まった。途中、隣の部屋から大きな音が鳴り、白煙が漂った。病院と取引のある男性が用意した小さな発電機を起動させた。赤ちゃんの様子を見るためのライトに明かりがともった。午前5時38分、3310グラムの元気な男の子を出産。今さんは「余震で分娩台が何度も揺れる中での出産でしたが、ひとりぼっちじゃないから大丈夫だろうと思った。元気でたくましい子に育ってほしい」と笑みを浮かべた。



ムラブロ☆ゆっくり☆マイカラーダイアリー 

懐中電灯の光に導かれ 希望の産声が聞こえる。

「命つなぎ、生まれた」それでも聞こえる新しい息吹。


この命を守りたい。



いまできることをしていきたい。





【現在の必要情報一覧】

●安否確認

安否情報受付電話 03 - 5452 - 8800 050 - 3369 - 9680  NHK教育放送で読み上げてくれています。

外国人向け
Free Translation service for JPN earthquake 050 (5814) 7230
google 消息情報
災害時の母乳育児相談
http://www.jalc-net.jp/i_hisai.htm

地震・不明者についての電話相談窓口・宮城県警
022 - 221 - 2000
東北放送への各地の災害情報はsaigai@1260 .jpまで。
TBCラジオとツイッターの #tbcradio  で随時紹介してくれるそうです。
【被災地支援】現地自衛隊への援助物資の送付先
http://blog.livedoor.jp/ando_shinsaku/archives/2728483.html
情報が集約されてます。
http://weather.yahoo.co.jp/weather/2011sanrikuoki_eq.html

災害用伝言ダイヤルは171へ。
171 + 1 + 自分の電話番号 で伝言吹きこみ
171 + 2 + 確認したい方の電話番号 で伝言再生
公衆電話は東北地方では無料になってるところもあります。


・被災者の携帯番号を入力して調べる(NTTドコモ以外の番号も調べられます)
http://dengon.docomo.ne.jp/top.cgi
・被災者の電話番号を入力して調べる(災害用ブロードバンド掲示板)
https://www.web171.jp/
・安否確認 グーグルで調べる(3万件超登録)
http://www.google.co.jp/intl/ja/crisisresponse/japanquake2011.html

●緊急募金
・毎日新聞社会事業団
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110312k0000e040093000c.html
・Tポイント募金ガイド
http://tsite.jp/donation/index.pl?xpg=PCTC0202&bokin_id=88
・Yahoo!ボランティア「緊急災害募金」
http://volunteer.yahoo.co.jp/donation/detail/1630001/index.html
・日本赤十字社
http://www.jrc.or.jp/

●警報・注意報
●通信
・NTT東日本
http://www.ntt-east.co.jp/
 →災害用ブロードバンド伝言板(web171)
http://www.ntt-east.co.jp/saigai/web171/index.html
・NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/
 →災害用伝言板
http://dengon.docomo.ne.jp/top.cgi
・ソフトバンクモバイル
http://mb.softbank.jp/mb/customer.html
 →災害用伝言板
http://dengon.softbank.ne.jp/J
・KDDI
http://www.kddi.com/
 →災害用伝言板
http://dengon.ezweb.ne.jp/
・イーモバイル
http://emobile.jp/service/option1.html#saigai
 →災害用伝言板
http://dengon.emnet.ne.jp/
・ウィルコム
http://www.willcom-inc.com/ja/info/dengon/index.html
 →災害用伝言板
http://dengon.clubh.ne.jp/

●鉄道運行状況
●避難所情報
●文部科学省
・3月12日・13日に実施が予定されていた大学入試(国公私)の対応について
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/03/1303579.htm

●電力
●ガス
●鉄道
・JR東日本
http://www.jreast.co.jp/
・JR北海道
http://www.jrhokkaido.co.jp/

●高速道路
・東日本高速道路
http://www.e-nexco.co.jp/