大切な住まいを長持ちさせるためにはメンテナンスとして外壁塗装を行うことは大切ですが、
外壁塗装の工事中に発生する「臭い」について周辺住宅の方への配慮のため
塗装を行うことをためらってしまう方も少なくありません。
「うちは住宅密集地だから、近隣から苦情がきてしまうかも・・・」
「高齢者、幼児、ペットへの悪影響などはどうだろうか・・・」
本記事では、外壁塗装で発生する臭いへの対策や
近隣住宅からのクレーム予防対策についてご紹介します。
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もくじ
1 外壁塗装の臭いの原因
2 臭いが気になる期間は3日間
3 臭いへの対策
3-1 水性塗料を使用する
3-2 換気
4 高齢者、幼児、ペットへの悪影響など
5 近隣住宅へのクレーム対応
6 まとめ
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1 外壁塗装の臭いの原因
塗料は、おおきく分類すると「油性塗料」と「水性塗料」があります。
このうちの「油性塗料」で有機溶剤が使用されます。これによって、強い臭いが発生します。
2 臭いが気になる期間は3日間
一般的な戸建て住宅の場合、下塗り・中塗り・上塗りの三工程に分かれていて、それぞれ1日割り当てられます。
この工程の中で、臭いが気になるとされていますのが、中塗りと上塗りの計2日間です。
しかし、塗料の進化によって臭いの心配も現在はほぼなくなりました。
「塗装工程が終わったあとも、完全に塗装が乾くまでしばらく臭いが発生するのでは?」
と思われる方もいらっしゃると思いますが
現在の塗料の進化により、臭いも抑えられ乾燥時もほぼ気にならなくなりました。
それでも、臭いに敏感の方も、臭いが抑えられた塗料をお選びいただくことで各段と臭いは気にならないです。
3 臭いへの対策
3-1 水性塗料を使用する
前途でもご紹介した通り、臭いを抑えられる塗料があります。
外壁塗装用の塗料には油性塗料と水性塗料があります。
それぞれの有機溶剤(臭いの原因とされている物質)の量を比べると、圧倒的に水性塗料の方が有機溶剤の含有量が少ないといわれています。
そのため、水性塗料を使用した方が外壁塗装中の臭いを抑えることができます。
3-2 外壁塗装中も換気が可能なよう工夫してもらう
外壁塗装中は、玄関やドアのサッシなどに塗料が付着しないようにビニールシートで養生します。
そのため一時的に玄関ドアや窓の開け閉めができなくなり、換気不足となり臭いが気になる原因の1つになります。
外壁塗装中も窓の開け閉めができるように養生することも可能なので遠慮せず業者へ申しつけください。
工程によって開け閉めができる窓が限られることもありますが、開閉できない窮屈さは解消されるはずです。
4 高齢者、幼児、ペットへの悪影響など
外壁塗装に使用されている塗料のほとんどが安全を保障されているものの、含まれているシンナーには吐き気やめまい、頭痛、目、鼻、のど、皮膚への刺激、生理不順など、健康被害を引き起こす可能性があります。
とはい、最近ではほとんど臭いが少ない塗料へと進化しているため上記のような健康被害は
しっかりとした対策をしたうえでの工事では問題ありません。
5 近隣住宅へのクレーム対応
クレームを防ぐためのポイントは、「塗装工事前の近隣住宅への挨拶」です。
施工業者が近隣住宅へ挨拶する、とプラス施工本人様もご挨拶回りをすることでぐっとクレームを防ぐことができます。
その際、工事にあたって下記のような事項が発生することを伝え、了承を得ることがポイントです。
・工事用の大きな車が出入りする
・足場の設置等で、大きなことが発生する可能性がある
・外壁塗装時に臭いが発生する可能性
住宅密集地での外壁塗装には、とくに配慮が必要です。