2004年のタイトル10月号に掲載されていた記事のシリーズです。
矢沢永吉が世界のアーティスト10人をピックアップして語っています。今回はフランク・シナトラ。
矢沢永吉がクラシックをやる前はクラプトンみたいなアンプラグドではなくフランクシナトラを意識したそうです。
シナトラといえばサム・ジアンカーナ、ケネディ、ラッキー・ルチアーノと日本の芸能界どころじゃない人脈で知られてます。でもそういう突っ込みはしないことにしますね。
フランク・シナトラ
「業界との関わりのなかでシステムというものがちゃんと構築された、その世界から出てきたスーパースターがフランク・シナトラなんだろうね。
シンガーとしてバラードが歌え、なにが歌え、かにが歌えという意味で、やっぱりすごくそれを感じるね。作詞・作曲を自分たちでやって、著作権も自分たちで意識したビートルズ、スーパースターとして人形であり続けたエルビス・プレスリーに対して、フランク・シナトラは業界とのつながりをがっちり出してた。そこが違ってるね。
そういえば僕も去年「ロック・オペラ」までいっちゃったわけじゃないですか。ちょっとセルッティかなんかピシーツと着てね、歌って、一応ジョークのひとつもいい……。フランク・シナトラのジャパニーズ版みたいなもんだよね、これ」
- TITLE (タイトル)2004年10月号 矢沢永吉/作者不明
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