いま、WOWOWでa-nationをやってます。
「a-nation 2012 stadium fes. ver.0825 / 0826」
東京は味の素スタジアム、大阪は長居スタジアムで大規模に行われてたみたいです。
映像を見てると短い持ち時間で次から次へとアーティストが出てきて、アリーナの客はみんなうちわを振ってる。
出演するアーティストってものすごくいっぱいいるわけです。どのアーティストが出てきてもアリーナはみんな総立ちで盛り上がってる。
本当かな?私だったら無理。本当に出てきたアーティスト全部に熱狂してるの?
ライブハウスに行ったって篠原亜季さんの出番以外はあまり真面目に聴いてないし後ろの方で流して観てます。これはという上手い人が出てきた時は真剣に聴くこともあるが1年に数回あればいい方。
今日だって川崎のフリーライブに行ってて篠原さんの出番が終わってからは横で座談会してた。
avexのミュージシャン見てるとユニットが多くてファッションも似てる。横並び。客にしてみれば個人のアーティストのパフォーマンスを見に来てるようには見えない。
あれならまだジャニーズやAKBの方が分かる。彼らはユニットではあるがライブでは初めから終わりまでいる。違うユニットが入れ替わり出てくるわけじゃないだろうから。
浜崎あゆみが出てきてもTRFの時も東方神起の時もDo As Infinityの時もEvery Little Thingの時もhitomiの時も全員熱狂してるのが分からんのですよ。
avexの中で味の素スタジアムをひとりで満員にできるのって数組しかいないと思う。
(おっと、野村義男のギターソロが始まった。彼はカッコいい。ちょっと太ったかなあ。浜崎の相手なんかしてたら大変だろうな。)
夏フェスはまた違う。サマソニもROCK IN JAPANも会場が複数あってタイムテーブルは事前に公開されてる。渋谷陽一は主催者でありながら客でもあり全会場、見たいところを精力的に回ってる。それなら分かる。
a-nationの客はみんな席から動かずにおとなしく観てる。不思議だ。無理してない?
それに比べて我等のBOSSは違う。天と地ほどの差がある。
後楽園スタジアム名古屋球場も東京ドームも東京スタジアムも日産スタジアムも全部制覇。ドームと日産の時はインディーズだったから大企業のプロジェクトの中で動くのではなく、おそらく自分で売り込んでプロモーションした。
テレビに出させてください、ラジオに出させてください、記事を載せてください、特集組んでください。矢沢永吉男一匹120回取材を受けて全国飛び回った。
いいかい、「カメラマン君、これがプロモーションです」
リスクは全部てめえで背負う。もし失敗しても他人のせいにはしない。だから取り分は全部いただく。オーストラリアでは35億円やられたが、今は15億円の自社ビル建ててる。
てめえのケツを拭けるやつを誰もおちょくれない。
a-nationは数万人の客を集めて大勢のアーティストが出てくる。矢沢永吉は後楽園から日産まで全部てめえひとりで埋めてる。
武道館は117回キメてる。
彼らがリスクを回避するために大企業が出資して大規模イベントをやってるのに対し矢沢永吉は昔からひとりで勝負してる。
ロックってのはそういうもんですよ。