デジモノステーション 2012/9 矢沢永吉インタビュー 1 | 矢沢永吉激論ブログ

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 多くの人は60歳を過ぎたところから、仕事の終わらせ方を考えるという。ミュージシャンは定年のない職業だ。それでも活前期は確実に限りがある。

年齢を重ねることで手に入れる表現がある一方、体力の衰えはいかんともし難い。これまでほぼ毎年のように全国ツアーを続けてきた超人のようなロッカーとて、それは例外ではない。


節目のデビュー40周年を迎える矢沢永吉の新作は「Last Song」と名付けられた。早くもネット上を中心に、気の早いファンたちが憶測を繰り広げている。


 「僕はこれまですばらしい作品を、たくさん残してきました。300曲ですよ。もういいかな、という思いがある反面、まだまだ最高のメロディが浮かぶ自分もいるわけです。


先のことは解らないですよ。でも、これが最後のアルバムになるかもしれない。そんな気持ちでレコーディングしたのは今回が初めてです。50代の時は考えすらしなかった」


 同世代の訃報が相次ぐなかで、矢沢本人も生や命と向き合う年齢に達している。


 「スティル・ロックシンガーではありたいですよ。だけど僕も62歳で、あと8年もすれば70歳だから射程距離には入ってますよ。現実、いつ死んでもおかしくない。


直接の知り合いでなくてもミュージシャンのあの人が、役者のあの人が亡くなられたという話を聞くと、やっぱり思うところはありますよ。


僕ももいつか現役をリタイヤする時がくる。生涯を閉じるときもくる。だからこそ、自分がこれまでやってきた40年は、いま愛しいし重くも感じるわけですよ」

・・・続く


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